【認知的不調和】自分の考えに矛盾が起きた時、行動を変える?認知を変える?

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自分では良くないことだと思っていても、何かの言い訳をつける事で認知を変えてしまう行動はよくある。

何か成し遂げたい時に思うことがあっても、何かの弊害があった時に出来ない理由を考えることで行動を諦めてしまう。

人は同時に相反する認知を抱えた時、大小の差はあれ不快感や困惑感を持つ。
それを認知的不協和という。

人は自分に甘い生き物。
自分の行動に対して矛盾が発生した時に葛藤を解消する為に認知を変えたり、何らかしらの行動をとるが、多くの場合は認知を変えることが多いと言われている。
#そんなに意志が強くない(笑)

■矛盾を抱えた時に認知を変える

⚫︎不協和的認知とは?

アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーが提唱した理論で、対象とするもの以外で評価が歪められたり、自分の希望に沿った方向に考えが歪められたりする【認知バイアス】の1つ。

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人は、矛盾する考えや行為(認知)を同時に抱えると、不安定な状態(不協和)に陥る。
そのストレスから逃れるために、下手な言い訳でも屁理屈でもいいから自分を納得させる理由を作り出すこと。


自分の場合、
『今日は調子が悪いから明日やればいい』
『昨日頑張ったから今日は休憩』
『そんなに頑張っても意味がない』
とかやらなくてはいけないことに対して、行動できない言い訳を作ってしまう事は頻繁にある。

⚫︎よくある身近な考えの矛盾

身近な例えとしては

①ダイエットしたい自分と甘いものが食べたい自分との矛盾

→今日は自分にご褒美で明日から頑張る
→甘いものを食べたら、その分晩御飯を抜く

②健康第一と思う自分と、暴飲暴食がやめられない自分との矛盾

→明日から気をつければ今日位は大丈夫
→1日暴飲暴食したところで変わらない

#自分がよくあるパターン(笑)

③勉強しなければいけない自分と、何も考えずに遊びたい自分との矛盾

→今日やらなくても明日出来るから大丈夫
→本気を出せばすぐに出来るから今日は遊ぶ

#頻繁に起こる自分の葛藤(笑)

この様に、目の前の目標に対し他の誘惑が目の前に出てくるとやりたい自分と出来ない自分の矛盾が発生する事は多いと思う。

■悪いと知っていても諦めるとどうなるか?

⚫︎長期化は悪習慣になる

自分の考えに対して矛盾が発生した場合、認知を変えて言い訳や出来ない理由としてしまうことは結果どうなるか?

例えば
ダイエットしたいけど、明日から始めるという言い訳を続けると結果太る。
暴飲暴食をやめたいけど、1日くらいと思いやめることが出来ないと生活習慣病になる。
勉強したいと思ったけど、勉強したところで意味がないと思い勉強しなければ成長しない。

本来好ましくない行動が長期で行われると、結果は悪くなっていく
これは個人だけでなく組織にも当てはまる。

⚫︎組織の悪習慣の結果がブラック企業

ブラック企業はまさに認知的不協和。
長時間労働、人権無視、コンプライアンス違反、下請けイジメなど色々な悪いと言われることが習慣化された結晶がブラック企業。

ブラック企業と呼ばれる会社も、本来は
クリーンな活動で収益を上げたい!
限られた人数、資本の中で収益を上げたい!
という気持ちがあるが、激しい競争環境の中で、他社に負けない為には仕事量を増やすしかなかったり、法律にも抵触する内容の仕事をしてでも生き残るしかないという場合がある。
その状況が長期化してしまうと、それが悪い事だとすら思わなくなり当たり前の習慣となり組織として変わることが出来ない状態になる。

⚫︎戦争はしたくないのにしている矛盾

誰もが戦争は良くないという事は知っているが世界各地でいまだに戦争がなくならないのは、悪い事だとわかっていても、戦争の必然性を訴える人が出てきて認知を変え、戦争という手段を正当化させてしまっているからなくなることがない。

それは個人ではなく組織が悪い認知が伝染していっている証拠だと思う。

自分の考えに矛盾があっても周りの影響で認知が変えられ組織的に間違った方向に動くという事は普通にあり得るということ。

今だから分かるけど、日本が戦争を繰り返していた時代は国全体が戦争する事で莫大な利益や景気が良くなったという過去の経験で、戦争が悪い事という認識が変化していき間違った戦略に動いたことがあの惨事に繋がったのだと思う。

■認知的不協和が強く働くケース

認知的不協和が強く働くケースは、好ましい行動に向かう苦痛が大きいほど、実際に行動を変えることが出来ない。

例えば、
ビール大好きな人で、毎日大量に飲み続けると痛風や脂肪肝の可能性が高く医者からも控えるように言われていたとしても、毎日の習慣を止める苦痛を考えた時、ビールをいきなりやめるという選択と行動は出来ない。
結果、実際に痛風や脂肪肝と診断され強制的にやめることになるということになる。

■認知的不調和の解消法

認知的不協和の解消方法としてイソップ童話の例えを使って言われている2つの理論
①酸っぱい葡萄の理論
②甘いレモンの理論

①酸っぱい葡萄の理論

不快な結果の重要性を不当に低くして納得することで、簡単に言えば
『アイツが悪い理論』(笑)

これは葡萄が食べたいのに食べられないという矛盾を、「あの葡萄は酸っぱいに違いない」と思い込むことで、食べられなかったことを正当化して認知的不調和を解消したという例え話。
つまり、食べたかった葡萄の脱価値化によって、自分の行動を正当化している。

例えば、
恋愛で自分の想いが相手に届かなかった時に「もっと自分に合った人が現れる」「あの人は自分と価値観が合う人ではなかった」と考えた経験があると思う。
それがまさに、脱価値化によって「アイツが悪い」として認知的不調和を解消している。

②甘いレモンの理論

不快な結果の評価を不当に高くして納得することで、簡単に言えば
『私は正しい理論』(笑)

これは苦労して手に入れたのに美味しくなかったという矛盾を、「手に入らなかった葡萄よりも手に入れたレモンの方がよかった」とレモンを必要以上く評価することで正当化して認知的不協和を解消したという例え話。

イマイチな結果でもそれが最良だったと正当化できる理由を探して自分を守ろうとするということ。

例えば、
テストの一夜漬けをした時に、結果が思っていたより悪かった時に「一夜漬けのわりには、結構いい点数だったな」「もっと時間があれば簡単に出来た」と自分を正当化する考えを持ったことがあると思う。

自分は間違っていないと思い込み認知を変化させ、さらには別の価値をつけてしまってる。
つまり、一夜漬けしたから良かったという都合の良い価値を付与していて「自分は正しい」として認知的不調和を解消している。

■自分を守る

自分の考えに対して矛盾が発生した場合、人は無意識のに自分を正当化し守るという行動に出てしまうことがある。
それは悪いことではなく自然のこと。
自分が可愛いから甘やかすのは当たり前。

この原理原則を分かった上でどうするか?

自分に甘いままの行動を続けるか?
自分の考えとの矛盾に対して行動で変えるか?の2つの選択がある。
この選択を選ぶのは自分。

苦痛が伴う選択は誰もが嫌がる。
苦痛が大きければ行動は出来ないのが普通。
ただ、その選択から逃げ続けることも出来るけど、その逃げ続ける習慣が続くと変化の苦痛は大きくなり、変えたいと思った時に変えられなくなる。

簡単に言えば、小さな苦痛は耐えられるけど、大きな苦痛になったら変えられない!
そうなったら自滅するしかない。
そうなる前に小さな苦痛を耐えて行動を変化させ続けることで大きな苦痛にならないようにする。

考え方1つだけど、自分の考えが矛盾した場合、小さい苦痛の段階で行動した方が中長期的に見た時に絶対に苦労がなくなるということかな。

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