【妻エッセイ】向田邦子『手袋を探す』感想と視点の違い

𖠪キノコヘアの日常𖠪

妻の感想と視点の違いについて。
妻のエッセイ⁉︎をデビュー

夫に向田邦子著『手袋をさがす』を読んでみて‼︎これで1つブログを書いてみて‼︎と言いました。

理由はどんな解釈をするのか興味があったからです。
その中で夫は『反省をしない』『謙遜しない』『清貧』という言葉をチョイスしたように感じました。
夫らしい選択。
だって全然『反省しない』からです。

私はこの文章に全く違う感想を持っていたので意外でした。
夫が書いたブログから『清貧』という言葉をチョイスして、私も考えてみようと思います。

私はこの本を読むまで清貧という言葉は知りませんでした。
ただ貧乏は嫌だ、すごくお金持ちでなくても人並みよりちょっと良い生活はしたいという見栄っ張りというか虚栄心が強い人間です。

それは子どもの頃、生活が苦しいであろう家族がいた事も関係していると思います。
その家の同級生の女の子は、明るく可愛い顔立ちで、男兄弟の中で女の子1人だったので少しワガママな子でした。
小学高学年の時、調理実習でお菓子を作る時間に、うちの母がみんなで紅茶を飲んだら?とティーバッグを持たせてくれました。
しかしその女の子は私が持ってきたのにも関わらず、このやり方があっている!と大きなお鍋にお湯を沸かして、そのティーバッグを煮詰めていました。

はぁ、、と思っていたら担任の先生がこちらに来て私に苦笑い…先生の無言の笑みが、私の思っていた事全てを悟ってくれているようで、少し気が晴れました。
私はティーバッグの使い方を知らなかった事もそうですが、その強情さ、人のものと自分のものを区別出来ない所が嫌でした。

我が家は公務員家庭で一般的な暮らしぶりでしたので、両親は自分達の欲しいものを我慢して、子ども達に不自由のないようにしてくれていたんだなと思います。
なのでたまに心が苦しくなる時もありました。

大人になって働き出してからも、
『彼氏が〇〇に勤めている』と自慢する人もいました。
他に自慢するものがないんだなと、性格の悪い私は白けた目で見ていました。

今ふと考えると、私は心の貧しい人が嫌なんだと。
時に金銭的な貧しさが心まで貧しくさせてしまう事がある…人の物を羨んだり、妬んだりするのは自分の心を蝕んでいきます。

確かに自分もそういう気持ちを持つことはあります。
特に自由に生きてきたであろう人、無邪気さの残る人に対して。
結局自分が持っていないから、肯定的に捉えられないんだと思います。

そんな時に樹木希林のことば
『おごらず人と比べず面白がって平気に生きればいい』という言葉が浮かびます。
私も『我慢、忍耐』は大嫌いです。
そして『努力』とは無縁の生き方をしてきました。
何も成し遂げられない自分の気休めかもしれませんが、あまり多くを求めず、自分を見失わないように生きる事が、面白がって生きていけるコツなのではないかと。

『清貧』という言葉は決して悪い言葉ではないけれど、たまにはパッと買い物もしたいし、美味しいものも食べたい‼︎
それで良いのではないかと思います。

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