【楽観バイアス】「そのうちなんとかなる!」は失敗の種。些細な問題の積み重ねが問題解決を難しくする

𖠅ビジネスで使える行動心理𖠅

困難な環境下に陥った時などで起こる心理効果で、人は無意識に嫌なことから目を背けてしまう。

「あっ」と思った人はほとんどだと思う。
自分も含め、楽観的に物事を考えてしまうことはあるし、「なんとかなる!」と思うことでストレスから少しだけ解放される。

でも、「なんとかなる」は気持ちが少しだけ和らぐだけで本質的な問題の解決にはならないことを皆知っている。

■無意識に自分の身を守る⁉︎

この「なんとかなる」と思い込んでしまうことを楽観バイアスという。

⚫︎楽観バイアスとは?

人は好ましくない事態に直面した時、「そのうち事態は好転する」あるいは「これは自分には関係がない」と考える傾向。
この傾向は個人差はあるが多くの人が持っていると言われている。

例えば、
ビジネスにおいて、業績が徐々に悪化していくということは自社の製品、サービスが競争力が無くなったり、市場ニーズの変化に対応出来ていない状況を現している。
当然、何か手を打たなければ業績は右肩下がりになる。

「コロナが落ち着けば業績が戻る」と思っている人はまさに楽観バイアスにかかっている。

では、コロナが何時収束し、何時経済が回復するか?という現実は誰も予測できない。

半年後に正常な経済に戻るかもしれないし、1年後かもしれない。
この誰も予測出来ない事態において「大丈夫」と思ってしまう人は一定数いる。

⚫︎楽観バイアスが働く理由

この楽観バイアスが生まれる理由としては、自己防衛。
都合の悪い事態=ストレス、心配事

心配事を溜めすぎると、それがストレスになる。
ストレスが溜まれば精神的に辛くなる。このストレスを無意識に軽減させ自己防衛をすることが理由とされている。

決して現実から逃げる人が悪いということではなく、自己防衛のために無意識に人は逃げるという手段をとってしまうということを理解した方がいいと思う。

■身近な例

身近な例えで置き換えるとこの楽観バイアスとどの様に付き合った方が良いかわかるかもしれない。
こんな経験がある人は楽観バイアスにかかりやすい。

⚫︎日常あるある

例えば、
友達と大喧嘩をして口も聞かない状況。
ただ、時間の経過とともにお互いの怒りが収まり、早い人は数日で元の関係になったり、数ヶ月、数年という時間があれば、なぜ喧嘩になったのだろうと思うこともあったりする。

喧嘩しても自然に仲直り出来るという経験を持っている人は多いと思う。

家族間の喧嘩であれだけ喧嘩したのに、次の日はケロッと普通の生活に戻っているということも結構ある。

この、たまたま関係が良くなったという、間違った成功体験が楽観してはいけない場面でも楽観してしまう態度になってしまう

⚫︎最悪のケース

悪き成功体験が起こることもあるが、一方で全く関係が修復できないこともある。
些細な喧嘩で、お互いの距離が出来、そのまま関係がなくなってしまうというケース。

夫婦関係の行き違いは、この些細な原因をそのままにして、最初は「なんとかなる」と思っていたことが積み重なり、何時しか取り返しのつかない事態になるのだと思う。

この些細な問題を日頃から解決することが問題を起こさない1番の方法ではあるが、些細な問題は目が行き届かない。

■問題の本質

⚫︎些細な問題の積み重ね

様々な大きな問題の原因は、本質は日常の小さな問題の積み重ね。

例えば、
夫婦関係では、お互いが忙しくなりすぎてスレ違いの生活が続く。
お互いが少しでもコミュニケーションが取れている時は良かったが、コミュニケーションがなくなってくるとお互いのことがわからなくなる、関心がなくなり2人の距離は遠くなる。

「今日は忙しいから明日話せばいい」
この些細な問題の積み重ねが時間の経過と共に積み重なると、何時しかお互いが他人のような距離感になってしまうこともある。

事業の業績が悪くなるのも、突然起こることは少ない。
まだこの製品は売れているから大丈夫。
他社より性能が優っているから大丈夫。
他も悪いから落ち着けば大丈夫。

この大丈夫の積み重ねが結果として製品、サービスが競争力が無くす原因になったり、市場ニーズの変化に対応出来ていない状況に繋がる。
そして、結果が悪くなり身動きが取れなくなると「なんとかなる!」と現実逃避になってしまう。

⚫︎楽観バイアスと防ぐには?

楽観バイアスを防ぐには、まずはそのような悪い状況になる前に未然に問題を防ぐこと。

もし問題に直面してしまった時、目を背けたとしても問題は解決することはなく、悪化することを自覚する。
目の前の問題から目を背けても状況は変わらない。

だったら、ストレスを感じるかもしれないけど受け止めるしかないと思う。

これは考え方の1つ。
現実逃避としてストレスから逃れることがあっても、そのストレスは問題解決しなければ続く。
長い時間ストレスと向き合わなければいけないということ。


だったら、早い段階でストレスを受け止め問題解決をした方がストレスは続かない。そして、何処かでストレスを受け止めなければ、ストレスの呪縛からは解放されない。

楽観バイアスがかかったと思った時、今は辛くても問題と早く向き合った方が、中長期的にみて得だということ。
現実から逃げても変わらない。
だったらさっさと終わらせって次の楽しいことに時間を使ったほうがいいような気がする。

コメント

タイトルとURLをコピーしました