現場迎合主義と現場主義の違い!現状の正確な把握

𖣯日々の気づき𖣯

「現場の声を汲み取る」「顧客の声を反映させる」凄く当たり前のことだけど、得た情報をどのように活かすかの最終判断はあくまで自分で他者ではない。
そして、多くの人が過去の常識に囚われてしまい物事の判断を多数決で決め、結果似たようなモノやサービスが溢れかえってしまう。
同質化の本質は、安全策だと思った選択が実はそうではなかったとうことのような気がする。

誰しもが、競合が多いレッドーシャンには行きたくないと頭では思っていても、結果自ら選択しているケースが多い。

競合が多ければ当然その中で結果を出すことは難しい。
コロナではっきり分かれたのが常識に縛られている人と柔軟な人の差。
弱肉強食の社会かと思ってたら、実は適者生存の社会だったということが明確になった。

■時代の変化は止められない

⚫︎適者生存とは?

適者生存とは、イギリスの哲学者・社会学者ハーバード=スペンサーによって提唱された生物進化論で、生物は、環境に最も適したものが生き残り、適していないものは滅びるということ。
ダーウィンの【種の起源】に繋がっていく考え方。

環境が変わった時、その環境の変化に対して適応出来なければ生き抜くことは出来ない!

これまで小さな変化はいくつか経験したけど、ここまで大きな変化が起こった経験はない。
世の中の仕組みが急激に変わり、ぼ〜っとしていても時間だけが過ぎる。
何もしないという選択肢が残されていない状況。

こんな時はまずは1番身近なところから目を向けることが実は改善の近い道のような気がする。
立ち返るは現場主義!
ただ、現場主義を貫いているという人の中でも勘違いしているケースが多い。

⚫︎分かっているけど変えられない

安定的に売上を出し、お金に余裕がある企業の多くは大きな問題があったとしても、「まだ大丈夫」「この危機は一時的」と考えてしまう。

お金に余裕がある状態は危機感を薄める。
一方お金に余裕がない企業は、どんなことをしてでも生き残るために日々必死に物事を考えては動くしかない。
この違いは本当に大きい。

大企業になりふり構わず動く企業が少ないのは、お金という安定がまだあるからだと思う。
同じように安定が約束されている国会議員が変化に対して動けないのは、「自分は大丈夫」という気持ちがあるから、必死になって変化に対応する必要がないからだと思う。

安全が約束されていると、危機的状況だと分かっていても変えられないのは理解できる。何かを変えることはストレスが伴う。
社会のルールや組織など規模が大きくなればなるほど現場からの反発も大きくなる為、リーダーの決断は鈍ってしまう。
リーダーの決断の遅れが致命傷になることが多い。

致命傷にならない為に、現場の意見を正確に反映できる聞く耳を持つというのが本当に重要。

■現場迎合主義と現場主義の違い

⚫︎現場主義を唱える経営者

経営者がよく使う言葉に「現場主義」というのがある。
この考え方は京セラ創業者 稲盛さんの代表的な京セラフィロソフィで紹介されたことが大きな影響をもっているのではないかと思う。

本来の「現場主義に徹する」は、ものづくりの原点は製造現場にある。
営業の原点はお客様との接点にある。

何か問題が発生したとき、まず何よりもその現場に立ち戻ることが必要。
現場を離れて机上でいくら理論や理屈をこね回してみても、決して問題解決にはならない。

よく「現場は宝の山である」と言われている。
現場には問題を解くためのカギとなる生の情報が隠されている。
絶えず現場に足を運ぶことによって、問題解決の糸口はもとより、生産性や品質の向上、新規受注などにつながる思わぬヒントを見つけ出すことができる。
という教えが現場主義の本質。
それは企業の目的でもある利益を出すことに繋がる。

⚫︎現場迎合主義とは

例えば、日本企業が昔得意としていたTVの生産。
各社赤字が続きどうしょうもない状態になって撤退ということがあった。

これは、サムスンなどの海外企業が破壊的なイノベーションが起こり、これまでTVを作って儲けていたものが儲からなくなってきた時、現場は「このままではもうダメだ」といち早く分かっていても仕事がなくなる恐怖からTVの製造を止めようとはすぐにならない。

新聞が売れなくなってきているのに、紙の新聞を発行し続けている人が「紙の新聞を止めよう」とはならない。
現場は自分の保身の為に現状から目を背け、正確な判断から逃げるという行為が現場迎合主義で、大企業であればあるほど、保身的な考えが強く働く。

この現場迎合主義を見極めれるリーダーが少なく、そのまま現場の意見を聞いて「現場主義」と唱えているケースが多い。
企業の目的は利益を出すこと。
その為に、危機を回避し体力がある段階で方向転換させる判断をとれてこそ、現場主義なのではと思う。

■一時的な痛みに耐える力

⚫︎保身勢力との戦い

変化の弊害は、保身勢力との戦い。
環境を変えられたくない大勢の保身勢力はどんな組織にもある。
むしろ保身勢力が大多数。

そんな中で変化の決断は痛みとともにストレスなどの苦しみが伴う。
苦しくても、現場の反対があっても、より収益の高いところに戦略的に事業をシフトしていく判断をするのがリーダーの役目。
それができないのならば、会社は消滅へと向かう。

本当のリーダーは冷静な判断で決断できる人。
どんな反対意見があったとしても貫ける力が必要。
その決断と貫く力が未来を作ると思う。

⚫︎最前線の意見と判断

現場というのは、言い換えると競争の最前線。
最前線で何が起きているかをリアルに認識することが大事なのは当たり前で、それと現場の思いに引きずられて決断ができないことは全く違う。
そこに感情が入ってしまうと判断が鈍る。

改革は瞬間的に現場を混乱させストレスを与える。
変化を恐れて何もしない場合、最終的には手遅れになりどうにもならなくなった時が破産。
TV製造の衰退がまさにこのケース。
もっと早く変化を受け入れ、改革をしていたなら撤退することはなかったのではと思う。

痛みの伴う判断は、決断が早ければ早い方が中長期的に見て痛みは少なくなる
一方、物事を中長期的に考えられる人は少ない。
短期的な結果を追い求める勢力が足を引っ張り泥沼にハマる企業を沢山見てきて思ったこと。
リーダーの決断力の差で不幸になる人が増える現実。

時代が変化しているからこそ、俯瞰的な目で現場を観察し痛みが伴う判断も貫ける力は経営者でなくても持つべきだと思う。
そして、立派なリーダーが少ないのなら、自分が引っ張れるリーダーになる方がいい。
その為にもっと勉強し、まずは誰もが黙るくらいの結果を出すしかない。
そこで初めてリーダーへのスタートライン。

自分はまだまだスタートラインすら立てていない。
頑張ろ〜!!!

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