TV業界はどうなるか?視聴率が良くても番組打ち切り時代

𖣯日々の気づき𖣯

今後苦戦が続く広告業界。
これまで広告のスタンダードといえばTVスポンサーになりCMを流すこと。
一方、NetflixやYouTubeなどの娯楽が増えたことでTV離れが進み視聴者数が年々減少傾向。

TV CMを流して知名度を上げるという企業戦略が根底から崩れかけてる。

今までは我が家の習慣のように、とりあえずTVをつけるということがあったが、特に面白い番組もないから、朝のニュース以外にTVをつけない。

巣ごもりで家にいる時間が長いにも関わらずTVを見ないという家庭が増えている気がする。
そんな中、気になったニュースがあったので考えてみる。

■人気番組の打ち切り

⚫︎視聴率が高くても打ち切り?

コロナの影響で各企業広告費に関してシビアになってきている中、多くスポンサーらが広告出稿を見送り始めた結果、TV制作費が減少。
その為、あえなく打ち切りのジャッジが増えてくる。

最近3月いっぱいで打ち切りが決定したと報道されている番組として、日本テレビの「メレンゲの気持ち」「火曜サプライズ」、TBSの「噂の!東京マガジン」「爆報!THEフライデー」などがある。
『メレンゲ』は約25年、『火サプ』は約12年、『爆報!』も9年も、『東京マガジン』に至っては31年も続いた長者番組。
驚くことに、この打ち切り予定の番組は視聴率が悪くないという点。

これまで視聴率が取れていることは広告効果があると判断出来る目安だったが、その基準が変わった。

⚫︎広告の目的

広告費を出すスポンサー企業の目的は幅広い層に向けた自社製品もしくはサービスの認知。当然売上に直結しない広告は避けたい。

近年、TV業界全体の視聴率が下がってきている原因は若年層のTV離れ。

スマホで何処でも自分の好きなことが出来る時代になり、娯楽がTVでは無くなった。
まさにこの図が象徴するのは、TV業界の視聴者層の高齢化。

TVを見る層が高齢化したら、視聴率を取る為には50代以上の人向けに作る流れになるのは自然。
視聴率がいいのに打ち切りになる番組が出てきているのはまさに時代の流れだと思う。視聴者層の高齢化が進んでいれば、若年層向けに情報を広げたいスポンサー企業はTVという媒体に広告費を捻出しなくなる。

スポンサー広告を1番見てほしい年齢層は13〜49歳までのコア層と呼ばれる年代。
この年代に情報が伝わらないのであればTV広告をする必要がなくなってくる。

これまで視聴率至上主義だったTV業界は今まさに広告費の選別をされ始めているということ。
視聴率ではなく視聴者層で選別が始まっている。

■視聴率至上主義が招いた結果

視聴率を求めすぎて自らの首を絞める状況もTV業界衰退の要因。

⚫︎魔女狩りの風潮

TV業界は視聴率が全てだと思ってた。
視聴者数が多ければ、広告効果があると考えられ、各制作会社は視聴率が取れる話題や、内容を考える。

芸能人の不倫やスキャンダルばかり各局報道するのは、『他人の不幸は蜜の味』ということなのか、誰でも分かるネタで感情を煽ることが出来るからだと思う。

連日続く他人の不倫やスキャンダル。
何が面白いかわからない人が、くだらない情報しか伝えないTVから離れていく。
今のマスコミやSNSの流れは、まさに魔女狩り!

人の揚げ足を取ることが正義のような風潮が満映し、他人の穴を見つけて叩く。
叩き終わったら、別の話題を見つけて叩く。
この繰り返しがメディアの衰退に繋がった。

視聴率至上主義が、結果としてTV業界そのものの存在を弱くしてしまった。
本来のTVの目的は、娯楽、情報発信。このどちらも他のメディアより質が下がれば当然TV離れは加速する。
確かに自分も朝の情報番組以外TVを全く見なくなった。

■ゴールデンイムの構成

⚫︎最近の傾向

TVの番組表を見ると最近やたらゴールデンタイムで2〜3時間の番組が多いのが目立つ気がする。
それがまさに制作費が大幅にカットされ、新たに1時間番組を制作するなら、安定感がある番組の放送時間を編集で引き伸ばせば経費減が見込めるからなのかと予測出来る。

特番や再放送で「充電させてもらえませんか?」が沢山やっている。
番組構成上、出演タレントが少なければ制作費はほとんど掛からない。
出川さんのような幅広い層に好感度が高い個人のタレントを起用することで視聴率を稼ぐ流れ。

そう、今後視聴率を作れるタレント(個人)に仕事が集中し、ひな壇のような番組を盛り上げる為のキャスティングは少なくなるということ。

そうなると各社とも似たようなキャステイングになり、番組構成は違えど毎度のメンバーで番組進行されるものが多くなる。
ダウンタウン、出川さん、有吉さん、マツコさん、みちょぱなどはまさにその典型。

製作費が少なくなり攻めた企画が出来なくなり、さらに確実に視聴率を取るために個人のタレントの力に依存。
そうなるとYouTubeには絶対に勝てないメディアとなってしまう。。。

⚫︎各企業戦略

TV CMの代表格は自動車産業。
そのTOPでもあるトヨタのTV CMが減り日産の CMが増えていることに気がつく。
これがまさに今の時代の象徴だと思う。

トヨタはTV業界の客層に合わせた広告に絞り、年齢層に合わせて広告媒体を巧みに変えている。
一方、日産はトヨタが軸足を抜いたTV CMの開いた枠に突っ込み、さらに昔トヨタ CMの顔でもあったキムタクをキャスティング。

完全に二番煎じ戦略。
この戦略はそのまま企業体質となる。
トヨタは時代に合わせて柔軟に対応し、売上を伸ばす。
一方日産は、時代の流れを読みきれず成功確率が高いと思われる過去の成功例にすがる。
この差が企業の収益差になっているような気がする。

■時代の流れと効率化

時代が変わっていると、過去の成功例が全く使えない場合が多くなる。
その中で過去に囚われると、結果失敗するケースが今後多くなる気がする。

時代の流れを考えながら効率化させる意識が凄く大切。
これからは何が良くて何が悪いか?なぜ成功しなぜ失敗したのか?どんな小さなことからでも理由と分析を習慣化させることで、負けない戦いをしない戦略が重要のような気がする。

TV業界が自ら首を絞め、衰退をしていく現状を目の当たりにすると危機感しかない。

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