コロナがもたらした時代の変化の1つにオフラインのみでのビジネスには限界がある。
人の移動が制限され飲食や旅行など人と人があわなければ商売できない事業は大打撃。
もう少しわかりやすく説明するとテレワークができない仕事は被害が大きい。

関連ブログ⬇️⬇️⬇️
特に人と人が対面してサービスを提供する業界は、コロナによって急速にビジネスモデルの変更を突きつけられた。
でも、それはインターネットによって情報化社会になった瞬間から遅かれ早かれこのような時代がくることは予測できたかもしれない、
YouTubeやInstagramで稼げる時代。
インターネットを活用したビジネスがこれからのスタンダードになっている。
だからこそ、対面でサービス提供をする事業の見直しが今だと思う。
世の中が不特定多数との接触を狙うオンライン活用にばかりに動いているからこそ、1人1人と向き合うことがより一層大切になると思う。
これまでWEB戦略はインターナット上で情報拡散し実店舗へ誘導する一方通行的な手法でもあるO2Oから、オンラインとオフラインを両立しファンコミュニケーションを軸としたOMOへ一気に変化している。
OMOの本質はファンビジネス。
ここを捉えないといつまでたっても変わらないと思う。
関連ブログ⬇️⬇️⬇️
目次
■WEB戦略の変化
ここ数年のWEB戦略が大きく変化した。
WEB上で情報を発信するだけで集客することが難しくなってきた。
⚫︎広告の経費対効果
例えばInstagramなどのインフルエンサー発信の広告。
数十万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーに商品紹介の一時的な広告依頼した場合、情報拡散という意味では効果はあったとしても、そこからどれだけ購買に繋がったか?と考えると、間違いなくクライアントは支払った金額以上の利益を得ることはかなり難しい。

具体的には30万人フォロワー広告1投稿に対し、1回100万円の費用がかかるとする。
その場合、最低100万円の利益を発生させなければ企業は赤字になる。
これを投資とみるか宣伝と見るか?
多くの企業はTV CMの広告効果が価値が下がったという時代の流れからSNS広告へシフトしている。
宣伝も効果がなければ意味がない。
さらにフォロワー数をお金で買えるとなると、表面上のフォロワー数では宣伝効果があったのかも謎という状況になる。
数万円で簡単にフォロワーが買えてしますと、フォロワー数=影響力という前提条件は通用しない。
⚫︎フォロワー数がファンの数ではない
これまでフォロワー数=ファンの数と認識されていた。
当然企業はファンの数が多ければ宣伝効果もあると思いSNS広告を依頼する。
WEB検索で【フォロワー数、イイね数、購入】と入力するといくつかサイトが出てくる。
そう、たった数万円の費用で数万人のフォロワーを購入できる時代。
そんな時代にフォロワー数にどれ程の価値があるかと言われると、、、
もう価値はない気がする。

「なぜこの内容でこんなにフォロワーがいるの?」って思ったことがある人がいると思う。
お金でフォロワーを購入している人と、実力でファンを増やした人が乱立しているため、フォロワー数=ファンの数という前提条件が崩壊した。
何より、これだけ毎日いろんなところから情報が入ってくる中で、「これがオススメ」というSNS発信だけで、即購入という人は稀。
⚫︎発信力と影響力は別
本来影響力と発信力があるはずのインフルエンサーであれば、その2つを使えば簡単に商売できる。
昔の考えで言えば、フォロワー数=ファンの数
例えば、
フォロワー数10万人の中で、コアファンが1%と考えた場合
10万人×1%→ コアファン1,000人となる。

1,000人のコアファンがいれば、何かモノを作って宣伝したら最低1,000個は売れるという計算。
最低1,000個売れると見込めれば、何か作って販売できれば簡単にお金が生まれるはず!!!
でも、実際これが出来ている人は非常に少ない。
■SNS広告の落とし穴
⚫︎一時的な収益しか見込めないワケ
フォロワー数=ファンの数であれば芸能人は誰もが簡単にビジネスが成功するはず。
認知度があって誰もが知っている芸能人のSNS。フォロワー数が100万人以上いる人も多い。
でも、芸能人でSNSを活用してビジネスを成功した人がすぐに浮かばないことこそ、SNS広告の継続性のなさを象徴している!
情報が拡散されたところで、購入につながらないケースが多いってこと。
ただ、多くの人は一時的な効果でSNS広告が成功したと錯覚してしまう。
⚫︎NICORONの例

藤田ニコルのフォロワー数だけ見たら恐ろしい人数がいる。
仮に365万人のフォロワーの中で1%が熱狂的なコアファンだった場合、約3.7万人のファンがいることになる。
たった1%のコアファンに向けた商売は数値上では成功する。。。はず。
影響力をいかして、2018年2月に渋谷で1号店を自身のプロデュースする服のお店をOPEN。

結果、OPEN時には300人以上が行列を作るなど、業界の話題を作った。
それから2年。。。

ブランドの終了。
この結果こそSNSの影響力は継続的ではないという証拠だと思う。
そして、芸能人が自身の知名度をいかしてスタートダッシュをきった商売のほとんどが継続できない理由が、影響力は継続できないという事実を物語っている。
そして、一方通行のSNS広告は確実に未来はないということをあわらしている気がする。
■一方通行の宣伝は継続できない
⚫︎広告のあり方
広告のあり方が大きく変わっている。
これまで広告の主要媒体はTV CMだった。
それがSNS広告、動画広告などに分散してきている。
広告効果を可視化させるツールの結果では、広告効果がある媒体は未だにTV CMや交通広告と結果が出ているみたい。

ただ、これらの広告は基本情報の一方通行。
発信者側が不特定多数に対して一方的に情報を発信し購入につなげようとする手法。
店舗誘導する手段として、チラシや値引きセール情報がある。
インターナット上のクーポンもそう。

SNS広告も同様に基本一歩通行の情報発信は、値引きなど安さを売りにしなければ集客が難しい。
そんな広告に意味があるのか?
まさに一時的な売上を作るための広告では意味がない。
無駄な広告を減らし、効果がある宣伝が求められる時代。
その象徴がO2O→OMOへの変化だと思う。
顧客とのコミュニケーションが安定的な売上をうむ。
その方法は実は苦境の商店街、飲食店などの対面が必須なサービス提供ビジネスの今後のあり方になるかもしれない。

第二章でO2OとOMOについてまとめてみる。
コメント