【保有効果(授かり効果)】モノが整理できない人の特徴。捨てることができないのは損失が怖いから⁉︎

𖠅ビジネスで使える行動心理𖠅

TV番組でゴミ屋敷化した部屋に住んでいる住人を見たりすることがあると思う。

ゴミ屋敷化した結果を見て、「住人がだらしないだけ!」というのは間違いないけど、「なぜこのような状況になるのか?」と考えた時、原因は誰もが持っている得たものが捨てられないという心理が働いている。

自分が所有したモノをなかなか捨てられない。

損失を避けたいと思うプロスペクト理論と近い心理効果だけど、所有しているモノを過大評価してしまう保有効果(授かり効果)は身近に起こっている。
モノが捨てられない人は、まさに保有効果(授かり効果)が強く働いている。

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■自分が所有したモノは価値が上がる?

⚫︎保有効果(授かり効果)とは?

保有効果(授かり効果)とは、自分がすでに持っているものを高く評価し、それを失うことによる損失が強すぎて手放したくないと考えてしまうこと。

何かが自分のモノになた時に、入手する前よりも高い価値を感じる心理効果。
所有していたモノを失う時は、手に入れた時の価値の4〜7倍の価値と感じてしまうみたい。

例えば、
1,000円で買った雑貨を捨てようと思うと、4,000〜7,000円位の価値あるモノとして認識してしまい「もったいない!」と思ってしまうってこと。

モノが捨てられない人の大きな特徴で、
「いつか使うから必要!」
「これから使おうと思っていた」
「思い出があるモノだから捨てられない」
このようにモノを捨てられない理由が多いと、モノの溢れるようになり、いつの間にかゴミ屋敷になってしまう。

⚫︎正当な価値を知ると捨てられる

ゴミ屋敷化した部屋を掃除する番組を見ていると、保有効果(授かり効果)がどのように発生しているかわかる。

ゴミ屋敷清掃例ゴミ屋敷掃除で最初にやることが、絶対に必要なモノと不要なモノを2択で分ける作業。
その時、最初はほとんどのモノが絶対に必要なモノと分別されることが多い。
ただし、分別作業の時間が経過すると絶対に必要なモノの数量が圧倒的に減る。

それは、これまで保有していたモノの価値が正当な価値(不要なゴミ)として変わったから。
正当な価値として認識されるようになると、ゴミの片付けは一気に進み、気がついたら恐ろしい量のゴミを出すことになる。

⚫︎自分の保有効果を知る

自分は保有効果が働いていないと思っているのであれば、保有効果が働いて積み重なった結果は毎年知ることができる。

身近な例だと大掃除。
年末大掃除をすると思うけど、その時に毎年思うのが捨てるゴミの量が多い!ってこと。
普段からゴミを捨てているはずが、実は保有効果が働き無駄なものを溜め込んでいたっていう証拠。

もう少しわかりやすいのが引っ越し。
引っ越しの時、荷物整理をするけど同時に大量のゴミを出すことになると思う。
毎日の「もったいない」の積み重ねがゴミの正体。

自分も最近転勤で引っ越しすることになり、5年しか住んでいない家なのに、出るわ出るわのゴミの量。
#こんなにゴミが出るのかとびっくり!!

この保有効果(授かり効果)は日々の「もったいない」の積み重ねで誰でも持っていることってことだね。
ゴミの量を見ると、定期的に断捨離ってすごく大切ってことが身に染みる。

■愛着が価値をあげる

モノを保有すると愛着が生まれる。
その愛着が知らぬ間に価値と変わり、1,000円の雑貨であっても4,000〜7,000円の価値と錯覚する。

⚫︎愛着が価値となるIKEA効果

所有と同様に自分が作ったモノに関して、価値を上げてしまうことがある。
その要因は愛着。

愛着があるものは捨てられないのと同様に、愛着があるものは無意識に価値を上げてしまう。

関連ブログ⬇️ 愛着が価値をあげる

所有しているモノは捨てられない、自分の作ったモノは価値がある。
どちらも「愛着」が自分の判断を鈍らせるってこと。この愛着を持たせることをビジネスで活かした結果がファン獲得ってこと。
#ちょっと脱線。。。

■保有効果(授かり効果)の対処法

心理学者トム・スタッフォードが保有効果(授かり効果)の対処法として、「この品物や地位をどれだけ大切に思うか?」ではなく「この品物や地位を所有していないとしたら、手に入れるためにいくら支払うか?」を考えるべきと提唱した。

「失う」という側面よりも、「手に入れる」という側面に注目すべきという考え方。

愛着があるとどうしても「失う」ということが苦痛に思うことがあるけど、客観的にみて現段階の価値がどの程度なのか判断するということが非常に大切ってこと。
言葉では簡単だけど、実際にはなかなかできないけどね。

■悪き習慣の源

⚫︎過去の栄光が捨てられない

保有効果(授かり効果)はモノを捨てられないという以外で多く働いているのが会社。
過去の実績、経験は未来にとって大きな価値ではない。
過去の実績、経験はあくまで結果であって未来も続けられる確証ではない。
でも、多くの会社や人は過去の実績や経験にしがみつく。

それは過去の栄光を変えられない、捨てられない保有効果が働いているからだと思う。

⚫︎既得権益の維持

既得権益があるような商売は特に保有効果が働きやすい。

例えば、
公共事業などで多い談合や過剰接待。
これは両者とも過去、美味しい思いをした思い出が忘れられず、悪いことだとわかっていても談合や過剰接待を続ける。
どの業界でも必ずある悪き習慣。
その本質は、「過去の栄光が捨てられない」保有効果が強く働いている状態だと思う。

良いか悪いかではなく、保有効果が身近にあり多くの場合悪影響を及ぼすことが多いってことだね。

保有効果を知った上で、自分はどうするか?ってことがすごく大切。

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