人生うまく行く時もあれば、悪い時もある。毎日の積み重ねが今を作り、今の行動が未来を作る。
競争のない社会は存在しくて、どこかで勝敗や優越など生まれる。
競争に負け続けると負け癖がつき自信を無くすけど、勝負に負けなければ負け癖がつくことはなく成長し続けられる。

何事も右肩上がりに成長していこうと思うと、どこかのタイミングで負けや限界と向き合う瞬間がある。
伸び悩むスランプもその一つ。

ビジネスだけでなく生き方を説いている【孫子の兵法】の中で1番重要なこととされていることが負けないこと。
負けなければ次に繋がるし、負けそうになったら負ける前に身を引く。
逃げるのも戦略の1つとしている。
関連ブログ⬇️ 逃げについて考える
目次
■孫子の兵法;負けない戦略
いつも忙しい毎日で忘れがちになってしまう、大切だなぁ〜を思う基本。

⚫︎5つの視点でシミュレーション;五事
「人生計画」になかで自分が有利な状況になる為にはあらかじめ5つの視点が大切。
参考ブログ⬇️
戦略は自分が優位になる駆け引き
孫子の兵法の中では【五事】と記載され、
「道・天・地・将・法」を意味する。それぞれを解説。
①道;具体的な目標
「こんな自分になりたい」と思うだけではなく、5年後、10年後、自分が何をしているか想像する。
数年先の目標なんてと思っている自分は、
「とりあえず来年までに○○をする」と具体的に落とし込めると行動が変わる。
例えば、
半年後の△△という試験に合格する
来年までには、○が出来るようになる

具体的な目標と、1番大切なのは期日を決めること。
期限と目標が明確であれば短期的でも行動は変わる。よくあるのは、目標は決めても期限を決めないパターンだと期限がないから進まない。
英語は必要だと思って勉強するけど、今必要ないからダラダラ時間だけがすぎる。
現地に行けばなんとなかなる、、、なんて思っているとそもそも勉強すらしなくなる。#自分のパターン(笑)
②天;時代性
時代性を読むことはすごく大切。
今ならコロナによって急激な社会のゲームチェンジが起こっている。
このゲームチェンジに合わせて順応できるかってこと。
時代の大きな流れはデジタル活用や環境、人権尊重のSDGs。
ここを掴まないといけないよってこと。
③地;自分が活躍するフィールド
どの分野で活躍をするか明確にする。
自分の強みを最大限に発揮し、オンリーワンの存在になれるかってこと。
自分の強みと弱みを把握する。
今いる場所が自分の資質、能力を活かせる分野なのか見つめ直す、違っていれば自分の特性をいかせる場所に移動するのも1つの方法。
④将;必須能力を磨く
具体的な目標と達成期限を設定。
時代の流れを考えながら、自分の特性を活用できる場を見定める。
そして、活躍できそうな場所で必要な能力を磨く。

能力が足りていないことを補う行為が日々の勉強。
日々の勉強無くして能力を身につけることは不可能で、ここをサボる何もできないし何時まで経っても自分だけの強みは見つからない。
⑤法;自己鍛錬でやり切る
決めたことをやり切る継続力が何事も大切。
まずは「やらないことを決める」
その後に「やることを決める」
「継続は力なり」ってまさにその通り。
継続し続けた人だけが能力を磨くことができる。
期限と具体的な目標設定時代性に逆らわず利用する自分の活躍できる領域を見つける活躍するために能力を蓄える絶対にやり通す。
すごく当たり前のことだけど、この当たり前ができない。
初心忘れるべからず!!!

⚫︎勝敗を決める7つの基本条件
勝負事の勝敗を決めるのは相手との比較。孫子の兵法の中では【七計】とされている、有道・有能・天地・法令・兵衆・士卒・賞罰。
個人も会社も相手との比較で優越がつきどちらかが残る場合が多い。負けないために客観的に比較できる能力は必須。
この七計を伸ばす手段として有効なのが、絶対に負けたくないライバルを作ること。ライバルに負けないために何をするか?は重要
①有道;志があるか?
志があるか否かは能力値に大きな差が出る。
志を持って行動できる人は実は少ない。
それは自分も含め、ほとんどの人が何も考えていないから。
自分は志はないけど、「やらないこと」だけは明確に決めている。
- 自分から攻撃しない
- 弱い立場の人には手を差し伸べる
- 筋の通らないことはしないし許さない
志はなくても「やんらないこと」は決められると思う。
志や、やらないことが明確ではない相手なら負けることは少ないってこと。

②有能;絶対的な強み
専門能力や実力の比較を客観的に分析。
野球選手で例えるなら、投球力、打力、走力、守備力、選球眼など選手に求められる必要な能力を比較する。
公正な目で能力値を比較し、負けている能力は集中的に勉強したり経験を重ねて補う。
「あの人はすごいなぁ」
「いつかあの人みたいになりたいなぁ」
こんな感じでぼんやり考えていたり、他人に対して嫉妬や妬みを持っている段階では絶対的な強みとなる能力を磨くことはできない。
まずはこの考えを捨てること。
③天地;時代性と独自領域
時代にあった動きで、自身の能力が最大限に発揮できる舞台で仕事をしているか?の比較。
いくら能力があったとしても、能力を発揮できる環境に身を置けていなければ評価されない。
自分の仕事を有利に運ぶには、タイミングと舞台がライバルより有利な状況にしなくてはいけない。
④法令;コンプライアンスを守っているか?
お金の稼ぎ方でも色々あって、人を騙して得るような詐欺や、談合や賄賂などの悪いことで得た富は長続きしない。
とくにSNSなどにより内部告発等が簡単にできる時代だからこそコンプライアンスを守れているかの比較は重要になると思う。
⑤兵衆;勝負強さ
勝負強さって結構大切だと思う。
プレッシャーを与えられた環境でどのようなパフォーマンスを発揮できるかが勝負強さ。
勝負強さは運ではなく気持ちの強さ。
常に柔軟に冷静に対応できるような精神を鍛えることができれば、ちょっとした想定外のことがあっても動じず本来の実力を発揮できる。
この精神面での比較って結構優越がつきやすいと思う。
⑥士卒;自力の差
ライバルとの比較で優越がつくのは自力の差。
自力の差がわかりやすく出るのが基礎能力。
自らの能力、実力を上げるために、どれだけの時間と労力を注いでいるか。
最初は誰でも素人から始まる。
そこから反復練習を繰り返し玄人になる。
玄人の中での自力の差は自己鍛錬。
ただ量をこなせばいいのではなく質を磨くことでライバルに負けない能力を磨く。
⑦賞罰;充実感と満足感
仕事に対する評価の比較。
報酬やポジション、周囲の評判などライバルと自分の間にどの程度の差があるかを明確にすることで目標がより具体的になる。
常に【追いつけ追い越せ精神】を持ち続け、ライバルとの比較と競争を繰り返すことで能力は伸ばせる。

■負けない自分とは?
ライバルとの比較や競争が嫌いな人もいる。
十人十色だし、好き嫌い、得意不得意は異なる。

負けない自分になるために何をするか?
明確な答えがある。
負けない自分とは言い換えれば今よりダメにならない自分。
負けない人生とは今の状態より悪くならない人生。
すごく簡単な考え方だけど、今よりダメになることをやらない!
自分で「ダメなことだな」って思うことをやめればマイナスになることはない。
日々1歩づつ前には進む
例えば、毎日ダラダラYouTubeやTVを見ることはダメだと思っているなら、1日数ページだけ本を読む時間を作る。
たった5分であっても今のダメな自分よりは前に進んでいる。
この小さなダメにならない自分の積み重ねが知識となり能力となる。知識や能力が身につくと、目標が生まれる。
目標が生まれたら孫子の兵法に書かれている【五事七計】を実践したらいいだけ。
負けない自分を作る簡単な方法。
今の自分よりダメにならないことを選ぶ。今の自分がどん底だと常に思えば、悪い時も少し気が楽になるし、逆に良い時は身を引き締める機会ともなる。
日々小さな前進の一歩一歩が未来の負けない自分を作ると思う。

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