優良企業が実践している基本理念を保つ5つの方法とは?

長年成長し続ける優良企業は世界中に沢山ある。
明確な経営理念を持っていて柔軟に変化をし続けている企業のビジョナリーカンパニー。
時代の波にもまれながら発展していく企業には明確なビジョンやシステムが確立されている。
でも、先の読めない未来に対して
短期利益⇄長期利益、
企業規律⇄個人の自主性

といった相反する関係を絶妙なバランスで維持し続けるというのは想像以上に難しい。

このバランスを保ち続けることができないから企業は成長し続けることが難しい。

⬇️成長を続けるビジョナリーカンパニーとは?

売上を伸ばし続けることが義務付けられている企業。
常に変化に対して柔軟で成長し続けるというのは企業だけではなく個人にも言えることだと思う。
優良企業の共通している基本理念を守り続けるには何をしなければいけないかを改めてまとめてみる。

■基本理念の重要性

会社の基本理念は?と聞かれた時に答えられない人の方が多いと思う。
#自分も会社の基本理念は覚えていない

基本理念を掲げることはどの会社もやるけど、それをブレずに体現している会社はかなり少ない。
基本理念を見た時、今の活動に「なるほどなぁ」と思えるのが本当の優良企業ってことだと思う。

⚫︎トヨタの例

日本を代表するトヨタは常に進化し続けている。

トヨタの基本理念を読んでみると、【自動車】という言葉が書かれていないことに気がつく。

人々の安全・安心に運び、心まで動かす。
「今よりもっと良い方法がある」その改善の精神。


自動車はあくまで安全・安心を運ぶ手段で、会社の目標は人々の生活や社会を豊かにする方法を提供しているというのが理念といる。
その目標を実現させるために、「今よりもっと良い方法がある」という改善の精神で進化し続ける。まさに今のトヨタを想像してもブレがない気がする。

このブレがない基本理念の共有が企業を強くし、進化し続けることを可能にしている気がする。

⬇️トヨタの強みを解説

⚫︎今流行り⁉︎のプロ経営者

日本でも最近「プロ経営者」という言葉を聞く機会が増えた。
外部から経営者を招聘し企業を立て直す手段として大手企業がこの手段を取り入れ賛否が分かれる結果となっている。

このプロ経営者が浸透したきっかけは稲盛さんのJAL再建が大きなきっかけとなっている気がする。

どん底まで落ちたJALの業績を劇的に変えてしまったのが稲盛さん。

上場廃止から再上場まで色んなことが起こったけど、1番重要なのは企業再生させた後の継続性。

稲盛さんが他のプロ経営者の人たちと圧倒的に違うのは、長年現場で活躍してきた人たちに強くなる企業体質を叩き込んだ後にバトンを渡しているという点。

本当に優れた経営者は、人を育てるということに長けている。
稲盛さんが現場を退いても京セラが強いのや、たった数年で意識改革をしたJALが強さを発揮しているのはやはり人を育てたからだと思う。
この人が育つ環境こそが優良企業の絶対条件。

ただし、プロ経営者が求められるのは短期的な成果。
長期よりも短期の成果を重視するあまり、基本理念の維持よりも目先の改善に目がいってしまい企業はバラバラになってしまうリスクも伴う。
特にオーナー企業のような独裁的に伸びた企業はこの次世代へのバトンタッチがうまくいかないんだな〜と凄く感じる。

ビジョナリーカンパニーと呼ばれる企業は、この次世代へのバトンタッチが本当にスムーズということ。
個人の力を育てつつも頼ることなく組織を育てている感じがする。

■基本理念を保つ5つの方法

基本理念を守りつつ次世代にバトンタッチできる企業が長く続く優良企業だとすると、ユニクロ、ソフトバンクや楽天など、経営者が目立ってしまっている企業は実は危険信号かもしれない。

ビジョナリーカンパニーと呼ばれる企業が持っている基本理念を保つ5つの方法について解説。

① BHAG;社運を賭けた大胆な目標
②カルト文化
③ 大量のものを試し、合致するものを残していく
④ 生え抜きの経営者
⑤ 決して満足しない

長く安定的な経営を続けるビジョナリーカンパニーの共通点でもあり、内容を知ると結構参考になる。

①BHAG;社運を賭けた大胆な目標

BHAGとはBigHairy Audacious Goalsの略で「社運を賭けた大胆な目標」のことを意味している。
つまりリスクを取って大きな事業をするということ。

もちろん何の勝算もない事業をやって、無駄にリスクを取れと言っているわけではなく、あくまで戦略的にやる必要があり、そうしてリスクを取っていくからこそ企業の全体を底上げすることができる。

例えば、
まだ創業10年程でだったSONYは、「日本の製品は品質が悪いという外国での評判を変えるために、海外市場へと展開しなければならない」という想いを掲げて、当時ようやく業績が軌道にのったばかりなのに「東京通信工業」という社名をメインバンクからの大反対を押し切り「SONY」という、外国人が発音しやすい企業名へと変更した。
当時はこの経営判断は大バッシングだったみたい。

②カルト文化

ビジョナリーカンパニーは「カルトのような文化」を醸成することによって、社員に「特別な会社にいる特別な人間」という強い自覚を与える。
自社で働くために必要な資質を明確にして、企業文化との一体化を促す。

ん!?宗教?って怖いような気がするけど、社員に「特別な自覚」を与えることで高い意識を継続させる。

言葉を変えると、基本理念に合致しない人が徹底的に排除されるのが、ビジョナリーカンパニーが実践する「カルト文化」という内容。

気をつけなければいけないのは、カリスマ的なリーダーに憧れ、その人物を崇拝するという意味の「カルト文化」とは決して異なるということ。

③大量のものを試し、合致するものを残していく

今では名門、一流企業と呼ばれる企業も最初から順風満帆、成功続きだったというわけではなく、むしろ数々の失敗を乗り換えてきた企業が多い。
高い目標を設定した上での失敗は、会社や社員にとって大きな経験値になり、試行錯誤の中で上手くいった経験を残しつつ、上手くいかなかったもの(失敗)もしっかりと活かしていくことによって、想像もつかないような成長を成し遂げることができる。

「とりあえず思いついたものは徹底的に小さく試し、そこで成功を収めたものを拡大すればよい」という、極めて強い実験思考を採用している。
その理由は、社員の好奇心を最大限に引き出し、才能を活かし、環境変化に適応し続ける、いわば「進化論的」なアプローチを重視しているからだと言われている。

④ 生え抜きの経営者

会社の存続には経営の腕が必要になってくるため、そうした経営のプロを招聘し、舵取りを任せるような企業も増えてきているけ、ビジョナリーカンパニーにおいては、むしろ内部のことをしっかりと理解している「生え抜き経営陣」を重視する。
なぜなら新しく招聘される経営のプロは、企業内部のことをまったく理解できていないから。

生え抜き経営陣を起用する最大の理由はなんといっても、「自社の中で、基本理念を何十年も身にしみて実行してきており、その基本理念を維持する責任者としての素養を身に着けている」からで、さらに常に意識が「自分の次の世代にはどのように基本理念の維持を託せばよいか?」という点に向かい続けることができる。
逆に、経営的な技量の高い人間を外部から招聘することは、「基本理念の維持よりも、目先の売上や利益を上げるための仕組みを重視した選択する」ことを意味するため継続性が難しい。

⑤ 決して満足しない

これは会社に限らず優れた人物にも当てはままることだけど、「現状に決して満足せず、貪欲に成長を欲する」ことは、それだけで強みになる。
「競合に対する勝ち負け」を意識するのではなく「明日はどうすれば、今日の自分たちよりも上手くやれるか」という点をどこまでも追求する点は非常に大切。

満足するということはとても快いものだけど、ひとたび満足をしてしまうと、そこから成長機会が永久に失われてしまい「成功」したのなら「さらなる高みを」目指していくのが、ビジョナリーカンパニーの流儀。

これは企業だけでなく個人にも当てはまることだけど、常に「自己満足せず、不安定な状況にあり、その中で試行錯誤し続ける」ことを目指す仕組み化は継続成長には非常に大切ってこと。

■考え方の活用

優良企業が持つ基本理念の徹底は、個人にも当てはめることができる。

個人の基本理念というのは、「自分は何がしたいか?」っこと。
この目標を高く設定し、一貫性を持って日々を過ごすことが成長につながる。

個人で大切なのは
①高い目標を持つ
②色々挑戦して成功したものを残していく
③決して現状に満足しない


この考え方は誰でもできると思う。

高い目標???と言われた時にすぐに答えられる人は少ないと思う。
でも、「どんな自分になりたいか?」「何をしてみたいか?」を考え続けることで、きっと自分に合った目標が見つかると思う。

目標が見つかったら全力で動けばいい。まずは目標を見つけることが第一歩だな。

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