偉人、渋沢栄一は何した人?活動の根底にあるの【道徳経済合一説】という考え方

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NHK大河ドラマ【青天を衝け】の主人公でもある渋沢栄一。
今の日本近代経済の元を作った人と言われるくらいの偉人で、2024年から新一万円札の顔にも決まっている。
でも正直「何をした人?」と思っていう疑問があったので調べてみた。

■渋沢栄一とは何者?

●様々な偉業の持ち主

渋沢栄一という名前を聞いただけでは、「何をした人」と思うかもしれないけど、実は誰もがお世話になっていたり聞いたことが必ずある様々な企業や団体に関わっている。
生涯立ち上げに関わった企業が約500社以上、教育・福祉事業を約600立ち上げたと言われ、日本近代経済を支えるインフラの礎を築いたと言われている。

何人いるの?って位、色んなことを幅広く関わってきた人でもある。

500以上企業や団体の中には、今も残っている会社は多く、「みずほ銀行」「JR東日本」「日本郵政」「東京電力」「東京ガス」「東宝」など誰もがお世話になっている企業の数々に関わっている。

まさに日本のインフラの礎を作ったと言われる所以は関わった企業の名前を見たら理解でき、「日本経済の土台を作った人」と言われても間違いではないすごい人。

●教育・福祉事業にも注力

渋沢栄一は日本のインフラとなる金融、保険、運搬、電力、紙、エンタメなど様々企業の立ち上げのみならず、教育・福祉事業にも注力していた。
「日本赤十字社」「東京商工会議所」「日本取引所グループ」「理化学研究所」など日本を支える団体にも関わっている。現在の生活で渋沢栄一が関わっていない企業や団体を避けて生きていくことはできない位、多くの事業や団体に関わっている。

社会貢献に熱心だった実業家と言われ、それまで軽視されていた女性への教育の必要性を考え、伊藤博文や勝海舟らと女子教育奨励会を設立し、日本女子大学校や東京女学館の設立にも携わり、今では当たり前の女性の社会進出の基礎となる教育体制にも一石を投じていた。

●建物に使われる煉瓦も作った

日本経済近代化の象徴ともなった煉瓦造りの建物が数多くあるがその煉瓦を調達したのが渋沢栄一が関わった日本煉瓦製造という会社。

渋沢栄一の出身地である埼玉県深谷市は煉瓦製造に適した土壌がありそれを活用して日本の代表的な建物の煉瓦を調達したことでも有名。


企業、教育、福祉、建築など本当に幅広い内容の立ち上げをしてきているが、その数の多さから渋沢栄一って本当に一人で関わっているの?って思うくらい幅広いジャンルで礎を築いた。

■論語と算盤

●参考にできる考え方

渋沢栄一の業界、業種に縛られない企業や団体を様々立ち上げた偉業を知れば知るほど興味が湧く。

「どんな考えの持ち主なのか?」
渋沢栄一の考え方をまとまた本が「論語と算盤」。

渋沢栄一の思想を知ることは普段の仕事でも活かせると思う。論語(義・倫理)と算盤(利益)は両立するという考え方で道徳経済同一説とも言われる。

いくら経済(利益)だけ追い求めても長続きしなくて、土台となるのは道徳的な人としての考え方が重要だよってこと。

近江商人の【三方よし】の考え方に近いかも知れない。

⬇️日本の三大商人とは?

⬇️近江商人の三方よしの考え方

●道徳経済合一説とは

道徳経済合一説とは、道徳と利益の追求は相反するものであると考えられがちだけど、これらを両立させることができるはずだと考え方のこと。
利益を得ようとして道徳に反することを行えば、遅かれ早かれ、利益が失われ事業がダメになってしまう。
逆に、持っているお金が少なければ、道徳的に行動し続けることは難しい。
利益だけしかない事業は続かないし、綺麗事だけではそもそも続かない。

例えば、
被災があった時にボランティアで被災地に行く人達は多くいる。
すごく良い行動だけど、ボランティアで向かう人の時間とお金が底をついた瞬間にボランティアは成立しなくなる。
お金がなくなりボランティアできなくなると泣く泣く被災地から離れることになるけど、突然スタッフがいなくなってしまった被災地の人々は当然困る。

被災地を継続的に支える方法は、現地でお金が生み出し続けることが可能な仕組みを作ることが大切ってこと。
でも悲しいかな、日本では被災地でお金を稼ぐ行為は悪とされ、結果被災者を継続的に救うことはできず一時的な自己満足で終わってしまう。。。

●商売の基本

「儲かりさえすれば、他人のことはどうでもいい」と考え、道徳を無視して利益だけを追求して失敗した企業もある。
道徳的に正しいことをしていても、利益が得られなければ、その活動を続けていくことは難しくなってしまう。

つまり、利益を追求することは決して卑しいことではなく、社会を豊かにするためにはとても大切なことってこと。
道徳なくして経済なし、経済なくして道徳なし。
いつか商売を始めたり、会社を作ったりするとき、誠実に商売してこそ、持続的な利益を安定して手に入れることができるという道徳経済合一説の考えは商売の基本でもある気がする。

綺麗事かも知れないけど、みんなが笑顔でいられる社会を作る。
かなり難しい事だけどあきらめなければ実現できるはず!!!

●雑学

渋沢栄一は、2024年に刷新される新1万円札の顔になることも決まったけど、実は過去に何度も紙幣の肖像画として候補に挙がっていたのに、彼には髭がなかっため、落選し続けたというのは有名な話。嘘でしょ!!!って思ったけどどうやら本当らしい。

昔は、偽札防止として髭に細工をしたため、髭のある人が選ばれたそうで、髭のない渋沢栄一は選ばれなかった。
ただ現在は防止技術も向上したため、ようやく渋沢は新1万円札の”顔”に選ばれた。実は、渋沢栄一は造幣局の初代局長でもあるためようやく彼が選ばれたっていう選出。

■渋沢栄一の名言

●個人的に好きな名言

【行動】
商売をする上で重要なのは、競争しながらでも道徳を守るということだ。
最も重んずべきは信である。信を守らねばたちまち失敗す。


【人選】
人を選ぶとき、家族を大切にしている人は間違いない。仁者に敵なし。
私は人を使うときには、知恵の多い人より人情に厚い人を選んで採用している。

【信用経済】
信用はそれが大きければ大きいほど、大いなる資本を活用することができる。世に立ち、大いに活動せんとする人は、資本を造るよりもまず信用の厚い人たるべく心がけなくてはならない。

【習慣】
悪いことの習慣を多く持つ者は悪人となり、良いことの習慣を多くつけている者は善人となる。

●持続可能な経済渋沢栄一の考え方は、関わる全ての人の幸せをベースにしている。まさに持続可能な経済の象徴的な考え方。

SDGsという持続可能な仕組みを国連が発表し各国が様々な形で取り入れているけど、その本質は一部の人間に富が集まるのではなく、みんなが平等に幸せを分かち合うことなのかなって思った。

論語(義・倫理)と算盤(利益)は両立する。
まさにそんな世界の拡大が本当の持続可能な社会だなって思った。

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