業界、業種関係なく、ビジネスは利用者がサービスや商品を使い続けて成り立っている。
サービス、商品利用者は、提供されたサービスや商品によって、購入前(利用前)よりも何かの改善を求める。
例えば、外出して疲れたからどこか落ち着くところで休憩したいと思いカフェに行ったり、新しい知識を得たいなと思い本屋に行ったりする。
何かの動機があり、その解決をするために行動し、課題の解決方法の手段を得るためにお金を払う。

我が家のお金は羽を生えたように、あればすぐになくなってしまう(笑)
今日は、お金について少し考える。
目次
■お金の流れ
⚫︎お金を使うタイミング
お金を使うタイミングとは、お金を使う前より何かを改善したいと思う時。
空腹だからご飯を食べる髪の毛が伸びたから整えに行くあの人の喜ぶ顔が見たくてお土産を買う。
〇〇をしたいから、△△をする。
〇〇を解決する方法は、複数存在する。
その中で選ばれたものが利用される。
これがビジネスの流れ。
お金を使うことは、何か(欲求)を解決する手段。
欲求を解決する方法は沢山あり、状況応じてその選択を変えて生活をしている。
例えば、
空腹を満たすために何か食べようと思った時
①今日の気分は?
②どこで食べるか?
③予算はいくらか?
④何を食べるか?
気分、場所、条件、比較の決断の結果が行動となる。
お腹が減ったけど、
①今日はハンバーガーを食べたい気分
②今日は天気がいいから外で食べたい
③今日は1,000円までで食べたい
④今日はマクドナルドにしよう
このような小さな比較の選択を繰り返した結果が何かを消費するという行動になる。

⚫︎お金がない
時間とお金があると使い切ってしまう習性があるのことをパーキンソンの法則といい、気がついた時には「あれっ?時間もお金もない」って思う。

関連ブログ⬇️時間とお金を使い切る理由
このように、時間やお金をコントロールできない人はお金を落としやすく、捕まえやすい。悪い言葉でいうと「カモ」。
さらに悪い言葉で言うと「騙しやすい」。
「お金がない」と常に言っている人の多くに共通することは「時間もない」。
お金と時間はコントロールできる。
どちらもコントロールできない人が、「楽」「得」を簡単にえようとするから胡散臭い商売が成り立つ。
⚫︎胡散臭い商売の本質
自分も以前は、業種、業界関係なく色んな人に会って話す機会が多かった。そうすると、胡散臭い人に何人も会うことも多い。
胡散臭い商売の手口で多いのは
「楽して儲かる」
「権利収入で人生豊になる」
「誰でも簡単にできて儲かる」
「あの人はこの方法で儲けた」など、
初対面からこんなことを言ってくる人が凄く多かった。
当時は「こんな人に騙される人いるの?」って思っていたけど、今ではYouTubeや Facebookの広告で「簡単に儲けられる」「儲かる方法を教えます」など胡散臭い広告が多いという事実を考えると、このような存在がいると言うことは、当然どこかに需要があると言うことでもある。
そう、このような胡散臭い案件に引っかかってしまう人こそ、「お金がない」「時間がない」と言う人が、少しでも改善したいと思い胡散臭いとわかっていても試してのめり込み、結果時間とお金を吸い上げられてどん底に落ちる。

■悩みの解決がビジネスとなる
⚫︎HARMの法則とは?
人の悩みに関連する仕事は儲かりやすいと言われている。
HARMの法則は人の悩みの9割は集約・分類できるとされており、HARMとはなにかというと、Health(ヘルス)・Ambition(アンビション)・Relation(リレーション)・Money(マネー)の頭文字。

①Health;健康
Health(ヘルス)とは、「健康のこと」で、美容やダイエットなど外見に関することから、病気や精神的な疾患、コンプレックスの改善や筋肉トレーニングによる肉体改造まで、心身にまつわることがすべてにこと。
美容整形、植毛などコンプレックス解消などの、体の外側に関わることや、食事、運動、サプリメントなどの体の内側に関わることが該当する。

②Ambition;野心、夢
Ambition(アンビション)とは、野心や大望の意味をもつ言葉ですが、ここでは「夢や希望・キャリアアップや昇進といった願望のこと」。
自身の目的達成のために必要な、セミナー、自己啓発やビジネス書籍など知識を与えるもが該当する。

③Relation;人間関係
Relation(リレーション)とは関係を表す言葉で、会社での人間関係や恋愛・結婚や離婚・家庭のことまで人と人の関わりすべてを含むもの。
アルバイトを始めたり、就職したりすることもここに該当し、なんらかの組織やグループに所属したいと思う悩みも Relation 。
コミュニケーションにまつわることから、婚活、マッチングなどの人や企業の出会いの提供や、探偵、さまざまな人や企業の調査分析も該当する。

④Money;お金
Money(マネー)は、説明するまでもなくお金のこと。
子供がもらうお小遣いから、労働の対価としてもらう給料・賃金がここに含まれ、他にも株式投資やFXに仮想通貨の売買、不動産の購入や売却、借金や年金といったお金に関わることすべて。
「儲かりますよ」「簡単に稼げますよ」といったお金儲けの方法、投資や、「将来不安に備えて」など保険、積立、貯金、相続などお金にまつわることなどが該当する。

このように悩みの9割はHARMの法則に該当する。
そして悩みを解消する方法がビジネスとなり、4つの悩み解消の手段の派生として、さまざまなビジネスが成り立っている。
非合法などの胡散臭い商売を想像すると、ほぼこの4つの悩みの解消に該当すると思う(笑)
関連ブログ⬇️ 幸せとは?
■悩みの解決
⚫︎大声で言えないことの解消
仕事を考える上でアイディアに困ったらHARMの法則の4つのキーワードを思い浮かべてみるといい。
①健康、②夢、③人間関係、④お金
悩みとは、「人に大声で言えないこと」と考えると、多くの悩みの本質は目に見えず、内面で抱えている。多くの人が抱える、人に大声で言えない内面的な悩みの解消方法が結果ビジネスになる。
例えば、
「綺麗な顔をもうことで自信を持ちたい」、という悩みがある人が多いから美容整形が成り立つ。
「夢を実現したい」、という悩みがある人が多いから大小自己啓発セミナーが成り立つ。
「誰かと付き合いたいけど出会いの場がない」、と悩んでいる人が多いからマッチングというビジネスが成り立つ。
「生活が苦しいからお金を楽して稼ぎたい」、という人が多いから、投資や稼ぐ方法というビジネスが成り立つ。
大声では言えないことで、多くの人が抱えている悩みの解決方法はビジネスとなるということ。
重要なのが内面的な解消に関わると言うこと。
簡単に言えば、感情に直結することはのめり込みやすいという特徴がある。
ハマってしまう人が多いってこと!!!

⚫︎ハマるから抜け出せない
多くのビジネスは長く使ってもらえることが継続的なビジネスとなる。
裏を返せば感情的にさせて大金を使わせ続けることができたら大金を稼げると言うこと。
例えば、
美容整形をし始めたら、少しでも嫌なパーツがあればドンドン整形していき原型すらなくなる場合もある。
一発逆転を狙ったギャンブルにのめり込んだらどん底まで落ちる。
FXや投資で失敗したら、負け分を解消したくて投資額を上げて一発逆転を狙い結果どん底に落ちる。
このように感情が強く働きのめり込んでしまう要素があるビジネスはこう高収入を得やすい反面、人がどん底に落ちていくさまを見る機会も多い。
詐欺などの手口も、最初は小さな悩みの解決を提案し、知らない間にのめり込ませて破滅に向かわせ大金を搾取する。
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人は、感情が強く働きすぎると破滅の可能性もあるよってことだね!
HARMの法則を理解できれば、儲かる仕事も確かにあると思う。
でも、儲けるためと言って、人としての一線を超えてしまうと一時的に儲けた人も破滅に向かう。

儲かる仕事は確かにある。
でも折角なら、自分の仕事を堂々と人に伝えられることでお金は稼ぎたいなって思う。
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