意志を貫き、毎日コツコツ進める人は少ない。
嫌なことであれば後回しにしたいし、やる気が出なければゴロゴロしたい。
「今日はやる気が出ないから明日だな」
「昨日夜更かししたから仕方がない」
「あの時間がなければできたけどな」
自分で決めたことでも、いざ行動しようと思うと体が動かない。
そんな経験は誰もがあると思う。

自分の場合、まさに昨日
明日は朝早く起きて、ブログ書いてランニングして昼前に外出だ〜と決めたけど、朝起きたらやる気が出ない、昨日夜更かししたし走るのも面倒ってことでゴロゴロ。
YouTubeを見てダラダラ。
そして今にいたる(笑)
今日は、誰もが持つ出来なかった理由や、言い訳を事前に作ってしまうセルフハンディキャッピングについて。
目次
■言い訳を作る理由
⚫︎セルフハンディキャッピングとは?
セルフハンディキャッピング(self-handicapping)とは、心理学者のスティーブン・ベルグラスとエドワード・ジョーンズが発表した心理効果で、たとえ失敗しても自尊心を保てるように、あらかじめ自分には出来ない理由や、言い訳を作り出すこと。
自分自身にハンデを課すことで失敗や出来なかった結果から目を背けて逃げてしまう。
例えば、
テスト前や何かの課題の前に、漫画を読みはじめたり、部屋の掃除をしたり、ブログを書いてみたり、本当なら、自由に使える時間をテスト勉強や課題につぎ込んで良い結果を出すべきなのに、あえて「貴重な時間を無関係な用事に割く」という不利な条件(ハンデ)を自身に課し、やるべきことを先延ばしにしてしまう。
夏休みの宿題なんていい例かも。

何かをする前から、無意識にわざとダメだった時の言い訳を作る!
心理用語では自我防衛機制っていう。
コレは全ての人が自然に備わっている機能。
ちなみに、何かを先延ばしにするとそれをやろうと思った時、必要以上に労力がかかり嫌になる(笑)
関連ブログ⬇️ 先伸ばすと苦しむのは自分
⚫︎言い訳を作り自分を肯定する
言い訳を作ると失敗した時に楽になる。
例えば、
「どうせ自分にはセンスがない」
「環境が悪かったから仕方がない」
「時間がないから無理」
「お金さえあればできたはず」
このような言い訳をすることで、できない自分の身を守る。
よくあるあるの言い訳が、
結果が悪かったとしても、その理由を「本気を出さなかったからだ」と自分に言い聞かせることができ「本気を出せば、自分は良い結果を出せる」と思い込む余地を残す。
1番の問題なのが言い訳を事前に作った状態で、たまたま結果がよかった時、「本気を出していなかったのに、これだけの成果を出せるなんて、自分はすごい!」と勘違いしてしまう。
つまりセルフハンディキャッピングをしておくと、結果が良くても悪くても、自分のプライドを守ることができるってこと。

- 失敗は「自分の外」に原因
- 成功は「自分の内」に原因
関連ブログ⬇️ 失敗は他人の責任、成功は自分のおかげ
⚫︎自我防衛規制のメリット、デメリット
セルフハンディキャンピング(自我防衛規制)は自分を守る為の行為と考えるとメリットとデメリットがある。
○メリット;失敗した時の精神的ダメージが減る
あえて「自分は今はこういう状態だから」と理由づけを行うことで、失敗のダメージを減らし、成功したときの評価を高くする効果がある。
×デメリット;向上心を削がれ、努力しなくなる
「負けても大丈夫」「失敗しても仕方がないどうせやっても無理だった」というように、向上心が削がれ、最初からチャレンジしなくなったり、言い訳ばかりで必要な努力ができなくなってしまう。
■セルフハンディキャンピングの克服
⚫︎小さな意識の改善
セルフハンディキャッピング(自我防衛規制)を克服するには、言い訳を減らすことからスタート。
失敗してしまった場合は、
「〜だったから仕方がない」
「〜してればよかった」
「でも、自分も〜だったらできた」
凄く難しいことだけど、結果が悪かった時に、まずは理由を自分に向ける。
【過去の意識】
失敗は「自分の外」に原因
成功は「自分の内」に原因
↓ 意識を変える
【目指すべき意識】
失敗は「自分の内」に原因
成功は「自分の外」に原因
まずは、人は自分を守るために都合のいい言い訳をする習性があるということを理解した上で、少しづつ小さな意識改善をする。

⚫︎失敗の連続
自分の気持ちを強くする方法の1番の近道は失敗すること。
失敗するとき、言い訳したくなる。
失敗は「自分の内」が原因と意識した上で失敗した原因を考える。
この考える癖が、スキルとなり能力に変わる。
例えば、
自転車も最初は何度も転びながら失敗して、それを克服する為に頑張ったから、今では無意識に自転車に乗れるってこと。
「どうやったら上手くいくか?」と考える時間が多ければ多いほど人は前進すると思う。
⚫︎失敗の考え方
多くの人は、上手くいかないことや失敗を「恥」だと思うことがある。
でも、失敗しなければ何もわからない。
子供の頃は失敗を笑って乗り切れた。自転車に乗って転んでも、「次はこう」と考え、知らない間に自転車に乗れるようになる。
算数で、九九を覚える時は何度も何度も間違えたし、七の段なんて超絶難しかったけど、間違いを繰り返したから今は普通に計算ができる。
子供の頃は「恥ずかしい」という気持ちより好奇心がまさっているから何でも吸収できた。
でも、大人になると失敗が恥ずかしいと思うようになる。
「あの人はできるのに自分は出来ない」
「出来ない自分が知られるのが恥ずかしい」
「失敗したら笑われる」
こんな固定概念が大人になると無意識についてしまっている。
子供の頃は、失敗=好奇心>恥
大人になると、失敗=恥 というような状態かなと思う。
子供の頃を思い出すと失敗することで新しいことを学べた。
好奇心さえあれば失敗は恥ではない。
そして、失敗することで自分が成長するための経験となる。
エジソンの有名な名言

一度も失敗したことがない。
ただ数万通りもの「上手くいかない方法」を発見するのに成功したのだ!
by.エジソン
【失敗=恥】ではなく、【失敗=成功のための経験を得た】
ってこと。

■反省はしようね
大人になると、失敗することが恥ずかしと思ってしまう。
資格の試験で落ちるのが嫌だから勉強しない。
競争に負けたくないから勝負しない。
ミスを周りにバレたくないから隠す。
大人になると、周りとの比較を無意識にしてしまうことで自分を制御する。
まずはこの制御を取ろう!!!
関連ブログ⬇️ 自分を持つ克己心とは?
でも、自分のような楽天家は要注意!!!
失敗しても、反省しない。。。
それはそれで問題なので、反省はしっかりしよう(笑)
関連ブログ⬇️ 反省しない人の特徴と改善方法
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