サッカー日本代表から見える、世代交代に踏みきえないリーダー心理こそ、多くの会社が抱える課題!

𖠅ビジネスで使える行動心理𖠅

サッカー日本代表のW杯予選。

W杯出場が義務付けられ、絶対に負けられない戦いが続くという極度のプレッシャーの中で戦い続ける選手達。
選手達へのプレッシャーもさることながら、「勝ち続けなければいけない」という指名を託された監督のプレッシャーは選手以上だと思う。

今日のテーマは、常に結果だけを求められるリーダーの苦悩と世代交代の難しさについて。

◼️納得いかない「負け」こそ批判の対象

●納得のいく「負け」と納得いかない「負け」

スポーツの世界は結果が全て。
勝負事において全て勝ち続けることは不可能で、当然負けることもある。
そして「負け」にも2つある。

納得いく「負け」と納得いかない「負け」。
そもそも勝負事において、納得いく「負け」があってはいけない。
でも実際は納得がいく「負け」というものがなんとなく存在する。

☑︎納得がいく「負け」とは?

納得がいく「負け」は格上と勝負して負けた時。

代表的な例だと、2018ロシアW杯での優勝候補筆頭ベルギー代表との試合。
後半途中まで、日本代表は2:0で勝っていたのに、その後3点取られて逆転負け!!!

負け方としては、「こんな展開ある!?」と思う最悪な負け。
でも、多くの日本人が「優勝候補筆頭のベルギーに善戦した」といった意見が多かった。
試合展開としては、2点先制して逆転負け。
普通なら勝てるだろっていう批判が出るのは普通だけど、「格上をギリギリまで苦しめた」と批判は少なかった。

「負けて当然」と思える格上の相手に対しての負けは納得できるってこと。

ビジネスでも同じで、規模が大きい相手に対して負けた場合、なぜか納得している人が多いというのがこの心理に近いと思う。
でも、「負けは負け」。

☑︎納得がいかない「負け」とは?

納得がいかない「負け」とは、格下と勝負して負けた時。

アジアW杯予選がまさにこの状況。
日本は世界ランキングでもアジアNO.1。
対戦相手は全て格下。
当然、格下だから勝って当たり前と言った雰囲気が選手、監督に大きなプレッシャーと代わる。

代表的な例だと、ホームでのオマーン代表との試合。
土壇場でまさかの失点をして0:1でオマーン代表に敗戦。

まさかの敗戦に、ファンは納得がいかない!
そしてそれが批判と代わる!
批判の矛先は采配をしている監督、中心選手に向かう。

◼️勝って当たり前のプレッシャー

●弱者に負けるのはつけいる隙を作ること

格上と戦う場合は、胸をかりるチャレンジャーとして戦えたとしても、格下と戦う場合は王者として勝って当たり前の立場となる。
これはスポーツに限らずビジネスでも批判が強いのは「勝って当たり前の状況で負けること」。

言葉を変えると、資本力大企業が中小企業に負けること。
でも、一般社会においても中小企業が大企業に勝つことがある。

弱者が強者に勝つために必要なことは戦略。

「勝って当たり前」と言ったプレッシャーと「負けるはずがない」という過信に漬け込むのが戦略ってこと。
弱者は、強者の隙を見つけて1点突破できれば勝利をえることがある。

まさにオマーン代表が日本代表に後半終了間際に得点し勝利を収めたのがこのケース。
耐えて耐えてチャンスを伺い、ちょっとした隙に反撃して成果を出した例!

●三菱、東宝連合が負けたディズニー誘致

ビジネスの世界でも圧倒的強者が負けるということが実際にある。
有名な話が、ディズニーランド誘致合戦。

三菱、東宝連合VS 無名なオリエンタルランド。
どう考えても勝てる見込みがないであろうオリエンタルランドがディズニーランド誘致に成功しその後莫大の利益を上げることとなった。

戦略と情熱。
これがまさに勝敗を分けた。

ディズニーランド誘致合戦の舞台裏は【「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た!】に詳しく書いてあってすごく面白いのでおすすめ。

●安心、安全の選択がスキを生む

話は脱線したけど、絶対に勝てるという状況こそがプレッシャーを生み出し、さらに油断や過信につながる。
そして、「絶対に勝たなくてはいけない」という状況に追いこまわれた時、多くの人は「安全、安心な方法」を選択し、結果それが敗因となりことがある。

サッカー日本代表の批判がまさに、「安全、安心な方法」を選択したことでスキをつかれて負けたこと。
「安全、安心は方法」とは過去の実績、立場、影響力と言った要素で、日本代表の場合だとベテラン選手の起用方法が毎回賛否を呼ぶ。

負けられない戦いになると、これまで実績を上げた選手、経験値が高い選手に任せれば安心といった意識が必ず生まれる。
今、勢いのある若手、未知数な選手の起用はリスクと考え、昔からいるメンバーで組織を固めようとする。

日本代表の例だと、長友選手や大迫選手、柴崎選手の起用がまさにこのケース。

関連ブログ⬇️ 過去の実績に囚われるサクセストラップ!

オマーン代表に惨敗した後に、同様に格下であるサウジアラビア代表にも0:1で惨敗。

失点のミスをしたのが、ベテランの柴崎選手。

W杯予選で早々に2敗。
試合内容よりも注目されるのが、監督批判。
その批判こそが「世代交代」について。

長友選手、大迫選手、柴崎選手も一流の選手でありことは間違いない。
でも、それは過去のこと。
長友選手、大迫選手は欧州トップリーグでは契約できずJリーグへ出戻り。
柴崎選手はスペインリーグの2部チーム。

若手で欧州5大リーグに所属、活躍している選手がいるにも関わらず、ピークを過ぎた3選手を先発起用したという判断こそがサクセストラップにかかり、冷静な判断ができなかったスキをつかれて負けたという例。

◼️リーダーに求められる冷徹さ

●求められる世代交代

スポーツの世界では、一流選手であっても年齢に伴う体力の低下によってパフォーマンスが確実に下がる。
スポーツの世界は明確な結果が出るため、結果が出せなければ出場機会を失い、活躍できればステップアップしていく。
トップアスリートとして活躍できるのは一部例外を除いて短命。

企業においても昔はすごかった人でも年齢に伴い丸くなったり勢いがなくなるのと同じで、人のパフォーマンスには期限がある。

最大値が出せる期限の見極めこそ、リーダーに1番求められるスキル。
この期限の見極めが苦手なのが日本人。

レジェンドに対して気を使う、輪を乱すことをしたくない、変わるのが怖い、結果が出ないことが怖い。
優しい、協調性を重んじると言えるけど、言葉を変えると臆病、保守的、古臭いとも言える。

世代交代が難しいのは、過去の実績や貢献度が感情として贔屓目に見てしまう可能性があるってこと。

これは日本代表の森保監督に限らず身近な企業でもすごく起こっている現象。

この商売はこの人のおかげ。
あの人は昔こんなことをした。

でもこれって過去のことで今ではない。

このような判断になってしまうケースに多いのが「すごく優しい人」

森保監督がまさにそうだけど、世間からは批判バッシングだけど選手間では批判があまり出てこない。むしろ「監督を男にする」といった始末。
選手とのコミュニケーション能力には長けているであろう森保監督。
選手には好かれるけど、結果が出ない。
これまで力を持っていて影響力もあるベテラン選手に気をつかって意見を取り入れた結果が敗戦につながったと思う。

「優しさ」や「気を使う」ことは時として判断ミスの原因になるってこと。

●世代交代の大切なこと

どの業種、業界にも世代交代が必ずある。
その世代交代で大切なのは、リーダーであれば冷徹な判断。
経験値がある人であれば引き際を見極めること。
サッカー日本代表で引き際がうまかったと思う先人は沢山いる。

例えば、
中田英寿さん、内田篤人さん、長谷部誠選手が代表例。

自分が日本代表として活躍できるパフォーマンスが発揮できる時期を明確に自身で持っていて、まだ活躍できるのはわかっているけど、若手にその座を譲る。
これが世代交代を円滑に進める方法の1つのような気がする。

リーダーは感情に判断を流されない。
そして、ピークを過ぎた存在は影響力にしがみつかず、潔く身をひいて若手に道を譲る。

サッカー日本代表を見ていて1番違和感を感じるのが長友選手の言動。

キャリアも経験も持っている選手だけど、欧州リーグで契約できず日本に出戻り。
選手としてはピークはとっくにすぐている。

海外でも、日本代表でも長く活躍したことで自信を持ち、リーダーシップを発揮するのは理解できる。
昔から、サッカーを見続ける自分が感じる違和感が謙虚さの欠落!
経験や自信が間違った方向に向かっている気しかしない。
情熱的である選手なのは変わらないけど、ここ数年の外見、言動は勘違いの要素が強くなっている気がする。
これは長友選手に限らず、一定の結果を出した人が陥る過信の1つ。

若手に喝を入れるというのはわかるけど、「自分が変える」とかメディアに対してのコメントを見ていると、「目立ちたい」が先行し、裏で支えるリーダーとしてどうなのかと思うことがある。
このように影響力があって過去実績があるから周囲から意見を言えない存在こそが、実は組織を弱くする原因になるってこともある気がする。

関連ブログ⬇️ 謙虚さを失うと周囲が離れる

これは自分も同じことが言える。
何時か必ずくる自分のピーク。
退くタイミングは潔くってすごく思った。
でも、まだまだビジネスマンとしてはひよっこだから身を引くのは当分先の話(笑)

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