関西人あるある?お稲荷さん、お寺さん、おはようさんなど「さん」付けするのか?

𖣯日々の気づき𖣯

全国各地に独特な文化がある。
実際に引っ越して住んでみると気がつく独特の違和感について。
生粋の京都人の妻を持つ自分は「嫌味の言い回し」や「人との距離感」など色々違和感を感じる独特の文化が存在することを経験。
その中で、普段から感じる「ん!?」って思う違和感が「さん付け」の文化。

京都に限らず関西では、食べ物や自然、あいさつまで幅広く、まるで人を呼ぶかのように「さん」を付けて丁寧に呼ぶ。

温かみのある優しい言葉だけど、そのような文化の歴史や背景とは?

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◼️「さん」付けの違和感

●関西あるある

関西圏以外の人が関西の人と会話するとまず1番最初にインパクトを感じるのが関西弁。
独特の言い回しや、個性的な話し方に目がとらわれるけど、大阪、兵庫、京都で事実は同じような関西弁でも全然違う。
関東だと、東京、神奈川、埼玉、千葉とか隣接する県同士で言葉や文化の違和感を感じることはないけど、関西は極端なまでに違和感を感じる。

特に京都人と大阪人が話している時は、あからさまな言葉の違いがわかるし、何より京都人の嫌味さがすごく感じる。

京都あるあるだと、大阪人は京都人の嫌味を全く理解できないことが多い(笑)

同じような関西弁でも言い回し方が違えば、全然印象が異なる言葉に聞こえる。
大阪の関西弁は言葉がキツく感じる。
京都、兵庫の関西弁は優しく感じる。
この優しく感じる関西弁の一つが「さん」付け。

●「さん」付けの文化

①食べ物+「さん」

関西出身の親戚や友達がいる人は、「お豆さんを炊いたん」「お芋さんを食べや」など、食べ物を「さん」付けで呼んでいるのを聞いたことがあると思う。
関西には豆や芋だけでなく粥を「お粥さん」、稲荷寿司を「お稲荷さん」、厚揚げを「お揚げさん」と呼ぶなど、さまざまな食べ物に「さん」を付けて親しむ風習がある。
食べ物の場合の多くは、「お〇〇さん」といった感じですごく丁寧に聞こえる。

全国的に聞き馴染みがあるのが「フジッコ~のおま~めさん!」というCM。
※ちなみにフジッコは神戸の会社

②自然+「さん」

食べ物に「お〇〇さん」はそこまで違和感を感じないけど、お日さん、お月さん、お星さん、自然+「さん」は違和感を感じる。
自然+「さん」ってどんだけ丁寧なんだよって思うことが結構ある。

近所の人を「お隣さん」。
どこまで「丁寧やねん!」とツッコミを入れたくなる時が結構ある。

③挨拶+「さん」

最初な「ん⁉︎」って感じたことで1番強かったのが挨拶+「さん」。
おはようさん、ありがとさん、おめでとさん。
京都人の妻は、今でも朝起きて、すぐに「おはようさん」と言う。

「おはようさん」と言われると、なんとなく挨拶の違和感があって、自分は「おう!」もしくは「ん〜」と返す(笑)
不思議なのは、寝る時は「おやすみ」で「さん」はつけない!この違いなに???って違和感!(笑)

④「さん」だけバージョン

「お〇〇さん」が定型文だと思ったら例外がある。
神社のことは「神社」というのに、寺のことは「お寺さん」と言う。

これ何?って思うのが伏見稲荷のことは「お稲荷さん」北野天満宮や長岡天神のことは「天神さん」住吉大社のことは「住吉っさん」お仏壇のことを「仏さん」
この使い分けの法則性がよくわからない。


人を傷つける言葉を使わない京都らしい「さん」付けだなと感じたのが、ホームレスのことを「おこじきさん」。
なんとなく、「お〇〇さん」とつけると優しくも丁寧に聞こえる。
少し面白いマニアックな「お〇〇さん」としては、「おやかましさん」。
意味はお邪魔しましたってことみたい。

◼️関西に根付く「さん」付けの由来

●御所言葉が庶民に定着

関西独特のこのような風習は、いつから始まったのか?
その由来には諸説あるみたいだけど、有力だと考えられているのが「御所言葉」の名残説。

御所言葉とは、別名「女房言葉」ともいわれ、かつて宮中や公家に仕えた女官などが使用していた言葉。
京都御所に仕えた宮中や公家に仕えた女官や侍女(女房)たちは、自分たちが食べる物と公家が食べる物を区別するため、公家の食物には敬意を示して語尾に「さん」を付けたり、食べ物に「お」を付けたりして呼び分けていたみたい。

出入りの商人らが「宮中ではこんな言葉を使う」と話題にし、市中に広まりその呼び方が庶民に広がり、現代にも残る言葉として定着したって説。

⚫︎言葉の使い方には敬意がある

食物以外に「さん」付けるのも、敬意の表れという。

例えば
「お馬さん」とは言うが「お牛さん」とは言わない。
馬上の武士や公家への敬意から、馬もさん付けで呼ぶようになった可能性がある。
なんで牛は「さん」付けしないのか凄く不思議だったけど、敬意が関係してくるんだね。
社寺をさん付けで呼ぶのも敬意が関係しているってこと。

⚫︎雑学

これは今だに理由がわからないけど、「丸くてかわいい」ものに、「さん」付けされたものがある。
これはおもしろい。

大阪で「あめちゃん」と呼ぶアメも、丸くてかわいい。
実は京都や滋賀では「あめさん」とも呼ぶ。
これは「他人に薦める際、押しつけがましくないよう配慮して食物に『ちゃん』や『さん』を付けるようになった、との説もあるみたい。

これも相手への敬意が根底にあるんだね。

よくよく考えると、お豆さん、お芋さんとか丸に関係する様な食べ物を「さん」付けしている気がする。

■「さん」付けの分類

「さん」付けには大きく2つのパターンがある。
①敬意のあらわれ
②丸くてかわいい

⚫︎昔から愛される言葉が方言

食べ物やあいさつ、動物など、さまざまな物を「さん」付けで親しむ関西の言葉。

これらは地域ならではの風習には、そこからは長い歴史や当時の生活文化が脈々と受け継がれている。当たり前のように使っている言葉の中には古くからのしきたりや生活の名残が隠されていることがあるかもしれない。

日頃何気なく感じる不思議の理由を調べると、新たな発見があって面白い(笑)

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