「イエスマン」を集めた組織の末路。。。やる気がある無能の拡大!?

𖠅ビジネスで使える行動心理𖠅

昔から受け継がれている組織論。
論語、孫子の兵法など多くの戦略や考え方は安定しない時代の中で生み出された、いわば生き残り戦略。
その中でナポレオンが残した考え方を、これまでの経験で当てはめると納得できること。

「真に恐るべきは有能な敵ではなく、無能な味方である」

この考え方はその後引き継がれ、ドイツの軍人で参謀総長や陸軍総司令官を務め、1920年代前半のヴァイマル共和国軍最大の実力者として軍の権威を確立したハンス・フォン・ゼークト

「有能な怠け者は司令官に、有能は働き者は参謀にせよ。無能な怠け者は、連絡将校か下級兵士にすべし。無能な働き者は、すぐに銃殺刑に処せ」
と組織論を説いている。

この2人の共通点は、
やる気があるけど無能な人の排除。
どちらも組織を弱くする存在が何か?を定義しているのだと思う。

◼️やる気がある無能に対する名言

●ナポレオン、ゼークト、さらには、、、

古くはナポレオンが残した「真に恐るべきは有能な敵ではなく無能な味方である」とはっきりいうように、外部侵略より怖いのは内部組織の腐敗と説いている。

ゼークトは、無能な働き者は「すぐに銃殺刑に処せ」と本来評価されそうな働き者だけど「無能な働き者」は組織にとって悪影響を及ぼすということを説いている。

さらにはゲーテ。
「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」

どの時代でも同じような悩みが生まれているってこと。

ナポレオンの4つの分類

ナポレオンは人を4つに分類した。
そしてどのような役割を持たせるかも明確にした。

①やる気がある×有能 ○

前線の指揮官や軍曹。
無能な人を魅せることができるカリスマ性を持ち目の前の失敗が発生しても挫けない。
逆境に強く集団を率いるリーダー力を持っている。

②やる気がない×有能 ◎

幹部、軍師、戦略担当。
やる気がないので自分が手を抜いてもうまくいく方法を探すことができる。
パターン化や標準化させることが上手い。

③やる気がある×無能 ×××

今すぐ排除すべき存在!!!。
味方にいると迷惑で無駄なコストでしかない。
組織の士気を落とし邪魔者として不要な存在。
やる気がある人は自分が無能だと気がついていないことが大問題。

④やる気がない×無能 △

歩兵として活用。
価値はないけど前線で戦う駒とされる。

ゼークトの4つの分類

①勤勉×利口;有能な働き者

参謀将校に向く。
勝つための戦術を立案できる。

②怠慢×利口;有能な怠け者

高級指揮官に向く。
必死で生き残るために的確な指揮ができる。

③勤勉×愚鈍;無能な働き者

責任ある立場を与えるべきではない。
間違った命令でも永遠と続け、気がついた時には取り返しのつかないことになってしまう。

④怠慢×愚鈍;無能な怠け者

ルーチンワークに向く(軍人の9割がこのタイプ)。
命令されたことしかできないけど、全ての障害を打ち倒すことができるから必要。

一見すると「怠慢×愚鈍」タイプが一番問題視されそうですが、このタイプは自ら考えて行動することがないため、対価(給与など)を与えて命令を出すことで指示した通りに動くため、上の立場から指示を出す者にとってはとても扱いやすく必要な人材として見られる。

指示がなければ動けない人は、無能な怠け者として分類されている。

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この中の「勤勉×愚鈍」タイプが「無能な働き者」に分類される。

●無能な働き者の定義

「無能な働き者」は、以下のような特徴を持っているとされている。

  • 適切な判断をするのが苦手
  • 何かしら手は動かすのは得意
  • 正しい判断・行動ができないため周囲を混乱に陥れる
  • 自分勝手な判断で行動に移してしまう
  • 周囲に迷惑をかけていることに気づかない
  • 非を認めない

組織の中で「無能な働き者」がもっとも問題視されるのは、行動力がある点。
無能なのに行動するから、それによって巻き込まれる人が増えて時間とお金が使われてしまうってこと。

●最近話題になった事件

無能な働き者が組織にトップになる危険性は大塚家具騒動の結末を見たらしっくりくると思う。
歴史ある大塚家具が、お家騒動によって長女の久美子元社長に経営権が移った後の惨劇は多くの人が知っている。

久美子元社長の経歴だけは超一流。

勉強はできるのに、経営をした途端安定していた企業を数年で大赤字に追い込んだ張本人。
業績がどうにもならなくなり、ヤマダ電機の傘下になりそれでも結果が出ない。
久美子元社長が退任して1年も経たないのに大塚家具は黒字転換したって事実。

この例から勉強ができる=有能ってことではないということがわかる。
ただ、勉強もできてキャリアもある当の本人は自分のことを有能だと勘違いしてしまっている点が、なぜ組織において「やる気がある無能な人」が不要になるかを物語っている気がする。

関連ブログ⬇️ 「凄い」と思う勘違いが引き起こす悲劇

◼️無能な働き者が生まれる理由

●近くにいる迷惑な存在

組織の中で「この人の存在が迷惑だな」と多くの人に思われるような存在を想像すると共通点がある。

「無能な働き者」、もしくは「やる気がある無能」。
この人の存在が周囲に悪影響を及ぼす存在。

日本のように結果より努力が評価されたり、頑張っているという姿勢だけで評価される体質を持つ組織では、無能な働き者が増殖しやすい。
口では偉そうなのに大した実績がない人。

言葉を変えると、上司の顔色だけを伺って、頑張っているアピールだけする人が、まさに無能な働き者。
このような人を見極められないのは、組織の中で無能な働き者が出世してしまう構造がある。

なぜか?
それが「イエスマン」の存在。

●自分の指示に従う「イエスマン」

自分の指示だけ従う「イエスマン」はどこにでもいる。
指示する方は「イエスマン」を可愛く思えてしまう。
それは自分にとって都合がいいから。

都合がいい存在を周囲に集めてしまう傾向はどの社会も共通でこの周囲に無能なイエスマンを集めることで起こる悲劇が「イエスマン」が権力を持った時に起こる勘違い。
これまで指示だけを聞いて運よく成果が出た、もしくは成果は出ていないけど都合がいいから出世できた人はどこにでもいるけど、その多くの人は出世=実力と勘違いするケースが多い。

この出世=実力の勘違いが「やる気がある無能」が増えていく理由だと思う。

そもそもの問題は、やる気がある=仕事ができると間違った判断で出世させてしまった上司の存在であり、その上司も同じく無能。
やる気のある無能は同じような存在を周囲に集めさらにそれを続ける。
このスパイラルの結果、有能な若手人材が流出、もしくは集まらないといった結果となる。

●気をつけなければいけないこと

今後自分がどの立場になるかはわからないけど、人を判断するときに気をつけなければいけないことは、まさにやる気がある無能な存在を組織から排除することだと思う。

ナポレオン、ゼークト、ゲーテまでが共通していることは昔から変わらない。

ゲーテが表現した言葉が全てだと思う!
「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」

まさにその通り!

このような活動的な馬鹿を出世させてしまう人が沢山社会にはいるよってこと。
そして、活動的な馬鹿に引き上げられた、活動的な大馬鹿はさらに活動的な大大馬鹿を引き上げらる。

活動的な大馬鹿の下で働く有能な人は当然やる気は失うし頑張らない。

ナポレオンの名言で、

「一流の人は、一流の人を雇う。二流の人は、三流の人を雇う」という言葉がある。

二流は三流を雇う、そして三流は四流を雇う。
自分より能力が劣る、もしくは自分にとって都合のいい存在を身の回りに置くことこそ一流から離れる行動だってことは知っていた方がいいかもね。

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