【もしもシリーズ】自分が古本販売経営するなら、データとニーズの融合で収益UP!

✍︎もしもシリーズ(経営するなら)✍︎

経営者視点で物事を考える癖をつけてみる。
業種業界が違う分野でも収益を出せる戦略を考えると頭の体操になって凄くいい気がする。

【もしもシリーズ】第二弾。
もしも自分が古本販売の経営をしたなら!

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頭の中での想像だから、実際は色々な壁があると思うけど、こんな感じになったら収益も得られるし、消費者も嬉しいのかなと思うこと。

◼️中古市場分析

●古本販売と古着販売の大きな違い

古本販売も古着販売もお客さんから不要になった商品を買い取り、値段をつけて販売するという面では近いところがあるけど大きく違う点がある。
それが、商品の価値を数字で明確にできるか否か?

古本販売の構造

本はバーコードをスキャンしたら、出版情報や絶版になっているかや現在の市場価値を簡単に調べることはできる。
発行部数に対して、需要があれば高く売れる。

発行部数が少なく、マニアックな題材なのに需要が多ければ高く販売でき、さらにその本の価値は発行部数が少ないものであれば価値が上がる。

浮世絵が世界に広がったきっかけ!

江戸時代に発行された浮世絵画。

当時は今でいう新聞紙同然の扱いで、引っ越しの時に新聞紙で荷物を包むような紙でしかないくらい国内での価値はなかった。
そんな国内では価値がなかった(価値とも思われなかった)紙が、価値を持つきっかけとなったのがパリ万博。

19世紀後半にヨーロッパを中心に広がった「ジャポニスム」で最も影響を与えた人物が、葛飾北斎。
その始まりは偶然で、パリに住む銅版画家ブラックモンが友人の印刷工房で思いがけない発見をする。
それが日本から届いた磁器の緩衝材が「北斎漫画」で包まれていた!

今でいう新聞紙で緩衝材を使われるのと同じように北斎漫画が使われていて、その芸術性や色づかいがフランスの芸術家達に衝撃を与えたのがきっかけ!

当時書かれた北斎漫画は突然価値が上がり、入手困難となり今では高額で取引される。

浮世絵に限らず、絶版になってしまった本の価値は需要が増えれば上がり続ける。
旬な人が書いた本で発行部数が多ければ少しずつ価値は下がっていくけど、古本市場では流通していく。

古本屋が日本一集まっている神保町はまさに、本の価値を知っている人が希少性の高い本を仕入れ、それを高額でも良いから欲しい人に向けて販売するから、〇〇専門店のようなマニアックな古本屋画何件もある。

古着販売の構造

古着もヴィンテージという考え方は近いけど、服と本の大きな違いは期限があること。
どの時代に作られた服かを簡単に知る方法は難しく、どんな繊維も保存状態が悪いと劣化する。
劣化してしまった服は修復不可能なため、最終的には昔の服は展示保存する服以外は廃棄される。

紙は比較的維持しやすく、さらに大量に世に出ているため残りやすいけど、繊維は劣化が早く廃棄されるため数量が年々減るため数に限りがある。
数が少なければ、高額で取引されるヴィンテージ商品以外は価値が上がらない反面、専門書籍は需要が一定程度ある。
この違いが古本販売の方が古着販売より収益化しやすい理由。

◼️古本市場での収益化

●量を売るか?質を上げるか?

古本市場で利益を出すポイントは、神保町古本屋のように専門分野に特化した価値の高い商品をどうやって安定的に仕入れるかに尽きる!
専門分野に特化することで仕入れも安定し、販売も一定数需要は落ちないからビジネスは安定するけど、新規参入は難しい。
それは、すでに専業の人が専門分野に特化した仕入先を抑えているから。

専門分野になればなるほど、仕入調達先は限られるし、長年販売してくれる販売先に融通が効くため新規参入が難しいのが専門分野の古本販売。

神保町の古本屋はまさに量より質を重視したビジネスモデルだから新規参入もなく比較的安定的な経営ができる。
一方、BOOK  OFFのように量を販売しなければいけないような古本販売は新規参入しやすい反面収益化が難しい。
それは大量に市場に流通している本は価値が短期間で下がりやすいから。

質を上げた専門分野に特化した古本販売での新規参入は安定的に仕入れることができるコネクションが勝負を決める。
コネクションがないなら、できることで収益化を考えるしかない。

●BOOK OFFモデルで収益化

古本を簡単に仕入れて大量販売するビジネルモデルなのがBOOK  OFF。
電子書籍化が進めば、本の流通量も減るし何より紙の本を読む人の人数が絶対的に減る。
電子書籍化できないような昔の本などは、紙の本ではないと読めないという強みがある反面、電子書籍化された本は、紙の本でなくても簡単に読めるメリットがある。
ただ、この構造がチャンス!!!

電子書籍化が進めば当然発行部数が減る。
市場に流通する数量が減る。

電子書籍化のメリットは、本はかさばらないし、何より紙の印刷などの手間や経費が不要で経済的。
そのため値段を下げて販売する必要もない。
そう、値段が下がらないのが電子書籍。

ただ、電子書籍ではなく紙の本で読みたい人は一定数いて、さらに少しでも安く買って読みたいという人もいる。

このギャップが収益化のポイント!

●神保町古本屋方式をリアプライ

質で生き残る神保町古本屋は専門分野特化で収益化をさせている。
専門分野特化で、高く販売できる商品をそれを欲している人に届ければ良い!

関連ブログ⬇️ アイディアを頂くリアプライとは?

需要と供給のバランスが取れた時に適正化価格で販売でき、それが利益となる。·

◼️BOOK OFFシステムで収益化!

●データの有効活用

BOOK OFFへ本を販売した経験があるとわかるのが、本の価値が簡単にデータ管理できていること。
高く売れる本と、全く価値がなくなっている本をデータで簡単に管理できる。
ただ、問題なのはデータで管理され安定的に今需要がある本は仕入れることができるけど、適正値段で高く売ることができていない。

本の価値は旬があり、年々価値は下がる。
旬な作品は当然、新規発行部数も増えるのと同時に中古販売店に売りにくるお客さんも多い。
一時的に直近で売れている本がBOOK OFFのような買取してくれるところに集まるということ。
それの仕組みを活用する。

莫大な情報管理データで売れている本を解っているのであれば、それだけを編集して売れる場所に持っていけばいい。

●カテゴリー集約販売

BOOK OFF販売方式の問題点は、大量に旬な本が仕入れられるにも関わらず、それを早期現金化させることをやっていない。
あれだけ大量にあるなかで、壁面で売れている本を展示できるのは極一部のスペース。
ここに並ぶ商品は何処でも売れるもの。

1番売れるものだけを販売強化は楽だけど収益はとれない。

今、旬じゃないけど価値のある本を多品種で在庫しているのに上手く販売できていないってこと。

カテゴリー販売例

市場で売れる本がデータで管理できるのであれば、やるべきことは集約化。

例えば、
絵本で売れているものを金額縛り(1,000円以上など)で集約するコーナーを作る。
それを必要とする場所だと保育園などで移動販売できたりする。
大学が多いところなら、売れているビジネス書や大学の専門分野を集めたものを集約して移動販売したら高く販売できる。

消費者が必要だと感じるカテゴリー(専門分野)にまとめれば少ない在庫で効率よく高く販売できる。
店舗内でカテゴリー集約しても、そもそもお客さんが店舗に来てくれなければ宝の餅腐れ!

売れる場所に、売れそうなものを届ける。
まさに専門分野特価で小さな需要に的確に届けるのが神保町古本屋システムのリアプライ。

■市場価値を適切な場所に届ける

●取捨選択をする

古本販売市場は現在供給過多状態。
本がいらなくなって処分したい人は多いのに、回転率が低い。
その為、安く仕入れて無駄に場所をとって多品種展開し薄利多売でしかビジネスができないから、利益が安定しない。

都心のような売り手が多く売れる本を大量に仕入れることができる店舗はなんとかなっても、地方の古本屋はそもそも売り手が少ないから高く売れる本が集まりにくい。
だったら効率よく販売できる仕組みを作り変えればいいだけ。

自分なら、データに基づき価値あるものを集約し売れそうな場所に移動販売など固定経費が少なくできる方法で販売を狙う。
興味がある人が多い場所なら高く売れる。

そして近い将来、電子書籍化によって本の流通が少なくなれば専門書を大量に持っているところは安く仕入れたものを値崩れしないで販売できることもデータで管理できるようになる。
デジタルを活用して高く売れると予測できるものを適した場所に届ける。
この考え方ができないと、一方的に仕入れるだけでは在庫過多になるだけで利益は生まれない。
同時に価値のない不良在庫を処理するにも費用がかかる。

古本を捨てるにもお金がかかる。
ただ同然で商品を引き取っても捨てるのに費用がかかれば不良資産(ゴミ)と同じ。

古本仕入れの構造上このような不良在庫が増えるのは逃げられない。
何十冊あるなかで価値ある本は限られる。
限られた価値ある本を適切な価格で販売できなければいつまで経っても利益は生まれない。
そして、価値ない本の活用方法を見出すことが安定的なビジネス構築にもつながる。

◼️自分が古本屋を経営するなら

古本屋を経営するなら、新品の本を6割扱いながら4割のスペースで古本販売を併設する。
まず買取りを強化しデータ管理する。
お店の場所次第だけど、専門分野を絞って高価買取りを実施する。
保育園が近くに沢山あれば絵本や幼児書籍、ビジネス街に近ければビジネス書を高価買取りする代わり、需要が見込めない漫画は購入しない。

高価買取りするという情報が広めるのに時間がかかるけど、それができれば専門分野商品が安定的に仕入れることが可能になる。

手当たり次第購入するのではなく、販売できる可能性が高いモノを絞るのがポイント。
そこで重要になるのが新品販売。

新品販売で得られる情報こそが地域特性。
その地域ではどのような需要があるかデータで管理できる。
販売傾向が高い分野に集約していけば限られたお客さんに向けた専門店になっていく。

ターゲットを定めずに多品種を集めた本屋ではなく、地域特性に合わせたセレクト型の古本屋なら収益化は狙えるのかなと妄想。

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