「日本人が学ばない理由」とは?やりがいを見いだせないのはなぜか?【未来人材ビジョン】②

✏︎学んだこと✏︎

昔は、勤勉、真面目、几帳面と言われた日本。
シンガポールなど当時の途上国からは「日本を参考に!」と言われた時代は昔の話。
今は、30年間も平均給料が上がらない経済成長が止まった先進国。

経済成長していない時期に働き始めた自分にとっては、勢いがあった日本を知らない。

勢いがあった日本経済を知っている50代、60代は引退に向かうなか、悪くなった日本しか知らない世代が今後何をしなくてはいけないという課題。

経済産業省が発表した【未来人材ビジョン】には明確に今後の未来に必要とされる人材と、なぜ日本人が勉強しなくなったのか?の理由も解説されている。
勉強をしないのではなく、やる目的がないというのは今だと思う。
※ちなみに自分も数年前までは、ゲーム三昧とダラダラ生活から今は脱却(笑)

関連ブログ⬇️ 経産省が発表!確実に予測できる未来とは?

確実に予測できる未来に対して、誰かに身を任せるのではなく自分から動く。
頭ではわかっているけど、行動は伴わない。

なぜか?という理由を解説。

◼️移り変わる経済環境

●圧倒的に低いエンゲージメント

50年で働き方、働く環境は大きく変わった。
時系列で眺めてみると、コロナ禍は時代の変化する起点となっている。
これまでの常識や方法が強制的に変えさせられた境となっているのは誰もが知るところ。

50年前は、終身雇用、年功序列、企業内労働組合と一度勤めた会社で働き続けるという常識が浸透していた時は、「会社のために!」と言った忠誠心は高かったと思う。
長く働く会社だからこそ、少しでも会社のために。

会社=家族を守ると言ったイメージかもしれない。

でも、今はどうか?

約半数以上の人が、「今の職場で続けれるか?」という質問に対してNOと答えているのにあわせて、従業員エンゲージメントが低い!!!

これが今の日本経済が停滞する問題の本質だと思う。

●従業員満足度とエンゲージメントの違いとは?

ES;従業員満足度と比較されることがある、従業員エンゲージメント。

ES;従業員満足度とは?

働く上での居心地の良さ、福利厚生や労働環境、待遇、人間関係といった働く上で当たり前となっている環境を整えること。

従業員満足度を高めれば離職率が低くなるなど、働く環境を良くすることで勤続年数を長くすることが目的。

エンゲージメントとは?

自発的に自分の力を発揮する貢献意欲のことで、自ら考え、動き、貢献する姿勢のこと。

従業員エンゲージメントが低いということは、多くの日本人が考えて仕事をしていない、ただ仕事をこなしているということ。
当然誰からの指示だけこなすだけなら、誰でもできるし成長することはない!

貢献意欲がなければ、自発的には動かない指示待ち人間になるし、自分の力を発揮するために努力もしない。
これが社会人になって勉強しない理由の本質。

このデータを参考にするなら、5%しか自発的に自分の力を発揮する貢献意欲のある人がいないということは95%の人は意欲がない。
95%の人は自分を磨こうと努力しないのであれば、自分の成長のために努力さえするだけで簡単に5%の人材になれるってこと。

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●進路を決める時期

働く前の心構えと準備不足も問題。
大学生の66%が進路に関して就職活動する直前まで進路のことを決めていない。
就職活動しなければいけないと追い込まれてから動くから、当然準備期間がない中で職場を選択しなければいけないということが多い。

一方、15%の人はかなり前から将来のことを考え、そのための準備や知識、経験を得るための活動をしている人は比較的早く自分の特徴に合った職場に決まる。

現在売り手市場と呼ばれ、新卒採用が活発化されているけど、企業の収益が落ちてくるとポテンシャル採用よりも即戦力採用が増えてくると思う。
即戦力になるためには企業が求めるスキルが必要になり、それを前もって準備した人が自分の希望する企業から選ばれる。

複数社内定をもらえるような人は、即戦力になり得るスキルを既にもっているから業界関係なく内定がもらえ、何社も受けても内定がもらえない人は、スキル、もしくは個性がないから選ばれないから決まらないということ。

◼️従業員エンゲージメントが上がらない理由とは?

●実感と体験

企業が社員を中長期的に教育していくことは求められるけど、ほとんどの会社がそうならない。

それは欧米企業と比較して教育に対して重きを置いていないから、「俺の背中を見て学べ」スタイルが多く、自ら勉強する人は伸びるけど、それ以外はやらされ仕事しかできない。

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5%の人は何もしなくても伸びていくけど、95%の人は自ら動く姿勢は現段階ではない。

従業員エンゲージメントを上げられるために何が必要かを考えた時、なぜ?貢献意欲が低いか大きく2つある。

⚫︎従業員エンゲージが低い理由

①顧客提供する体験価値を実感出来ない

自分の仕事がルーティン化してしまい、毎日同じことをする作業となるとモチベーションは下がる。
さらに、商品、サービスのコモディティ化によって代替えが世の中に多いと、なんのためにこの仕事をしているのかの実感が薄くなる。

この原因は、関わっている商品、サービスを体験している顧客の顔が見えない場合が多い。

顧客の反応がわかるような仕組み化をすると、自分の仕事に対する意義を持つことができエンゲージメントを上げられる。

ベンチャーの少ない人数の時は楽しかったのに、企業成長して大企業になった時、やりがいを感じなくなったというようなことは、まさに顧客の反応を得る機会が少なくなった場合が多い。
顧客の反応を伝えることは【やりがい】に直結する!

②成長の実感を得る体験

毎日同じ仕事をしていると、年数が経つとやりがい、成長を実感出来なくなる。

成長の実感がある新入社員の時は、無心に頑張っていたけど、30代、40代、50代と年齢を重ねることで成長実感を得ることが難しくなり、成長することを求めなくなる。
ただ、何も知らなかった時期の仕事が楽しかったように、人は少しでも成長できるとモチベーションが上がるため、成長を実感できる体験をさせることはすごく大切。

ここで重要なのが、役割の明確に決めること。
多くの場合は、仕事での役割を曖昧にする。
曖昧な線引きで、チームで仕事をすると誰が頑張った成果なのか実感出来ない。
責任の所在や、役割を明確にすることはプレッシャーになるけど、成功、失敗が体感できることで経験を得ることができる。
小さな成功体験をくる返すためには、明確な役割と実感を与える組織づくりが大切。
※組織のリーダーの器量もあるから結構実現は難しいかも。

従業員エンゲージメントを上げるには、組織的に動かなければ難しい。

ES;従業員満足度を上げることしか考えていない企業と、従業員エンゲージメントを考えている企業では当然業績が変わってくる。
業績が伸びている企業の共通点は、従業員エンゲージメントが高い人が多いこと。

従業員エンゲージメントは業績に直結する!
裏を返せば、業績が悪い本質的な理由は従業員エンゲージメントが高いから!

●日本人の得意分野

日本の全てが悪いわけでは全くない。
数学、化学的リテラシーは他国と比較して高い。
一方で数学や理科を使う仕事につきたいと思う子供が少ない。

それは、日本では探究な正解のない理化学の授業が圧倒的に少なく、数学的、化学的リテラシーは高いのに活かされない。
それは正解のないことに向き合い、考える楽しさの機会が少ないということ。
考えたことで得た成功体験の経験不足が、探究的なことへの興味を結果となる。

好奇心の源は、探究心。
知らないことを知る、わからないなら考える。
この習慣をもっている人が好奇心が高く、社会人になっても勉強し続ける人。

●自己肯定感の低さと未来への目的

自己肯定感が低い理由は幼少期からの教育。
その結果が、夢を持たない、自分で何かを変えられると思えない、解決したい課題がないと言った【やりたいこと】が見つからない人を増やす。
やりたいことが見つからないから、与えられたことしかできない。
与えられたことをしていれば、給料がもらえるからそれ以上のことはしない。
結果、従業員エンゲージメントは下がるという負のスパイラル。

関連ブログ⬇️ 自己肯定感が低い理由は幼少期の教育?

「日本人が学ばない理由」の本質は、「やりたいこと」「やりがい」を見つける機会が少ないからだと思う。
昔からの教育で、平均的な人材を作ること、答えのある課題しか与えていない、成功体験を与えていないと言った根が深い問題。
学ばないのではなく、学ぶ理由を長い時間かけて無くさせていたのが今だと思う。

そう、これはすごく難しい課題。

学ぶことを続けた人は教育から生まれたのではなく、自発的に生まれただけで大多数は教育によって学ぶ姿勢を削がれたのだと思う。
ほとんどの人が勉強しない理由は、好奇心もない、探究したいこともない、勉強の目的もないからだと思う。
その中で勉強できる人は、当然日本の中では希少な存在になってしまい、個性的となり周囲から浮く存在になり得る。
そんな環境で、貫いた人だけが個性を持ち、価値を与えられる存在となる。

自分の成長は環境に依存しない。
自分のことは自分で解決する。

まずは、「何をしたいか」を明確にしてブレない自分を作ることが成長への第一歩かなと感じた。

●旧来の日本型雇用システムからの転換

参考までに、経産省が発表した、旧来の日本型雇用システムからの転換させるための具体策。
国をあげて人材育成に力を入れるという姿勢。
この取り組みの成果は、10年、20年先に出てくると思う。

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