変革が必要だと頭では分かっていても、何故現状維持してしまう理由

𖠅ビジネスで使える行動心理𖠅

組織変革や、新しい挑戦などの場面で必ず存在する抵抗勢力の存在。
業績がこのまま落ち続ける業界の中で、現状維持は数年後の身動きできない状態を待つことと頭の中では理解できていてもその場から離れることが出来ない。

これは人間の本質として、現状のままの方が楽だとろうと考える【現状維持バイアス】あるものを得る時より手放す時に価値を過大に感じてしまうという【授かり効果】が働いていると言われている。

この2つが無意識に働いてしまう人は、口では変わりたいと言っていても変われない。
コロナのおかげで時代が大きく変わった。
この状況で現状維持を唱える人は、時代から取り残されることは間違いない。

最近特に言われることは、現状維持は衰退であるという言葉。
色々なところで聞かれるようになってきている。

■変化を恐れ現状維持する心理

⚫︎現状維持バイアスとは?

決して現状に満足しているわけではないけど、新しい一歩が踏み出せずに、ズルズルと先送りしながら今まで通りの状態を続けてしまうことで、その場合、強い動機がない場合は『まぁ、今のままでいいか』と無理やり自分を抑える理由を作り納得させたり、『まぁ、後で考えよう』と問題を先送りする状態。

これはリスクを避け自分を守りたいという心理で、無意識のうちに何もしなくてもいい言い訳を作ってしまうこと。

変化によって得られる可能性がある得(リターン)よりも、それにより失う可能性のある損失(リスク)に対して過剰に反応してしまう傾向で、現状維持バイアスを外すというのは簡単そうで難しい。

例えば、
ブラック企業と言われる、コンプライアンスも守れない企業に勤めていると感じていても転職に踏み出せなかったり、浮気癖やDVがあって別れたいと思っていてもそのままズルズル関係を続ける。
少しオーバーな例えだけど、この現状維持バイアスは日常的に働いている。

『まぁ、今のままでいいか』とか『後で考えよう』という言葉は、まさに現状維持バイアスにかかっている証拠。

⚫︎授かり効果(保有効果)とは?

自分が既に持っているものを高く評価し、それを失うことによる損失を強く意識しすぎて、手放したくないと考える傾向のこと。

本来他人から見た時には、そこまで価値がないものでも、自分の中では価値があるモノだと感じてしまうことでこれもかなり見かける。

例えば、
過去の成功例に縛られる人は、過去の成功例は価値が高いと思い込んでいる為、周りから変化を求められても耳を貸さない。日本特有の伝統産業の衰退はまさにこのケース。
大きな変革ではなくても時代に合わせた小さなマイナーチェンジを繰り返せる柔軟性があれば、もう少し伝統技術は継承されていく気がする。

何年も読まない本や服が捨てられない人は、この本は価値があるモノ、思い出が詰まった服だから価値が高いと思い込んでいる。
周りからみたらゴミだと思われるモノであっても本人にとっては価値がある。

過去の実績や成功談、モノなど捨てられない人は、それを手放す損失を過大評価して、何時迄も手元に置いてしまう。

■変化の方がリスクが少ない

一般的には人は現状維持を好む。
現状維持はリスクがないが、変化はリスクがあると錯覚が現状維持バイアスや授かり効果(保有効果)を引き起こす。

何もしない現状維持は時間とともに衰退をしていっていること。
ただ、時間をかけてゆっくり衰退していくから本人が気がつかないだけで、確実に衰退はしていく。

思い入れがある過去を捨てるということを、捨てられない場合は授かり効果(保有効果)が強く働いている。

人も同じで二十歳を超えると成長は止まり、脳や体は衰退していっている。
それを最低限維持しようと思ったら、生活を見直したり運動したりと変化をつけて現状維持する努力をする。

変化し頑張ってやっと現状維持。
大きな変革ではなくても、小さな変化は常にしなければ現状維持は出来ない。
変化することが実は1番のリスクヘッジだったりする。

■変革推進が求められる

コロナは良くも悪くも現状維持だと消滅するよと全ての人に牙を突きつけたと思う。
現状維持はこれまでゆっくり衰退だったことが、急激な衰退となり得る。
今まさに変革期。

ただし、人は現状維持がリスクがないと思い込む人が多く、さらに過去を捨てられない。頭では変革を望んでいても、無意識現状維持が正しいと思いに身動きが取れない考えを持つ人も多い。

⚫︎現状の問題点

全ての人が変革をしなければダメとわかっていたとしても現状の社会構造と矛盾が発生する。
オーナー企業ではない、雇われ社長の会社で考えると問題点の根が深いのが理解できる。

日本企業の社長の大多数が定年近くの50代後半か60代という会社が多い。
定年まで数年。
過去の成功体験が何かある。
この状態で変革をするか?ということ。

自分は残り数年働ければいいと思うのは当然だし、わざわざ過去を捨てて自分の代で大きな変化する必要もない。
あと数年我慢したら自分の代は乗り切れる。
こんな経営者はすごく多い。

それではまだまだ働かなくてはいけない世代はどうなるのか?保身に走る経営者はそんなこと考えていない。
まずは自分だけ生き残ることが第一優先。
これは紛れもない事実だし、保身に走る理由も理解できる。

過去に誰も経験したことがない事態が今起こっている。
変革を迫られている一方、現状維持にしがみつくシニア層が大量にいる。

どうなるのか?

このままだと確実に日本の経済は数年後衰退するのは確実。
逆に言えばチャンスでもある。

今、この時に過去に縛られ保身に走るシニア経営者を引退させることができる。
こんな時だからこそ働き盛りの人達が、変革を主導しなければいけない気がする。

ただ、それはすごく難しいこと。
変革を拒否する抵抗勢力の力が大きいから。でも、そんなことに負けるか?諦めるか?流されるか?は自分次第。

変革を恐れる層と真っ向勝負するのは今かもしれない!!!
今やらなければ多分一生大きな変革は出来ない気がする。

変化を全く恐れない自分にとって、現状維持、過去実績に縛られる人達との戦いの毎日。
挫折や諦め、戦うことへの諦めは毎日ある。
とにかく現状維持しか考えない人を動かすのはかなりの労力がいる。
まさに自分との戦いでもある。

大きな変革でなくても、小さな変化でもいいと思う。まずは現状維持が退化だと意識することから全ては始まる。

やりたいことをしたければ、頑張るしかないね!

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